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新世界の寄席〜動楽亭〜

1月4日に初笑いに動物園前、新世界まで出かけました。天満天神繁昌亭の他、小さなスペースでの落語小屋がいくつかあります。久しぶりに、ジャンジャン横丁の入り口にある動楽亭に行ってきました。

舞台

私が行った日は45名ぐらいのお客さんで、それでも満席に近い状態で、それぐらい小ぢんまりした寄席で、臨場感があります。
私は、前から4列目のリクライニングチェアを陣取りまして、中入りを挟んで、落語5席、いろもの1席、笑わせて頂きました。
2時間30分、あっという間でした。

ネタ帳

新作より、古典落語の方が好きなんで、今回はすべて古典でラッキーでした。トップバッターの桂天吾さんの「動物園」、私の好きな演目で、何度も観てますが、若手やのに味があってよかったです。
米輝さんの「阿弥陀池」、オチの「阿弥陀が行けと言いました。」に至るまでの展開が、わかっていても迫力があり楽しかったです。
紅雀さんの「向こう付」、初めて拝見したんですが、枕の話から面白かったし、人物描写が絶妙で、テンポもよく、楽しませてもらいました。
テレビで同じみの落語家さんが、間近で見られるというのが醍醐味でして、中締めは南光さん。下手の横好きの義太夫好きの旦那さん、義太夫のお披露目会企画しますが、誰も聴きたくないので、いろんな理由を付けて参加を断る様が、目に浮かぶようで楽しかったです。
中入り後は、きみのたまごさんの三味線漫談、喜味こいしさんの実の娘さんだそうで、阿呆陀羅経、踊りなどの伝統?芸能を見せて頂きました。
とりは米佐さん。この方は夫婦のやり取りのネタをよくかけられるんですが、今回も美人の後家さんを娶る男とそれを気をよく思わない近所の人たちとの掛け合いを絶妙に演じてはりました。円熟の味です。

落語は、同じ演目でも、演じる人によって全然味わいが違うので、楽しいですね。
また、出かけます。

ちらし表紙
演者表

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