四月になって

 前の主治医が年度末で移動し、新しい人が主治医になりました。私は通っている病院の患者の中では年下の方になるけれど、主治医の方が年下もありえる年齢なので、実際に診察で会って「若い…」と思ってしまいました。
 病院機関が癌専門医の養成も兼ねているので、医師として何年か経た方が移動してくる事が多く、それでも「若い」と思うくらいに歳は取ったようです。

 現在服用している薬が3週間服用・1週間休薬を想定しているので、休薬明けの血液検査とその結果を見て服薬を再開するか決めるのですが、好血中が基準値まで戻りきれず足りないため、服薬開始が一週間延びることになりました。今のところ毎回高血中の戻りが足りず、3週間服用・2週間休薬ペース、各種注射は薬が処方される日に行うというサイクルで続けています。
 癌は簡単に死なない病気になりつつありますが、薬代が「ババーン」と毎回飛んでいくので、治療を続ける為に働いているような状態です。治療を続けないと、肺転移が悪さを始めて息切れを起こすので、貯金を切り崩しながら薬代を確保しています。

 職場の加入している健康保険組合は協会健保といいます。この健保には、高額医療費の上限金額(加入の健保によって手厚いところもある)を超えると、一旦支払って被保険者である自分で返還請求をしなければならず、一時的には出費が必要なので、結構辛いです。医療機関への支払い情報を健保は持っているのだから、自動で払い戻しになって欲しいものです。

がんサバイバー丸12年になるステージⅣの患者当事者。発がん時は今で言うところのAYA世代。就労しながら治療してます。