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表に見える人

 ある日何気なくtwitterを見ていたらこんなツイートが目に入った

Dr.西智弘@リレーショナルアート「奢られる人奢る人」6/23 @tonishi0610
いま、がん治療の現場は一人の「神の手」に頼るのではなく、病院の総合力が問われる時代になっている。
だから、何か医療的な問題が起きたとき、一人が責められるのではなく、病院全体のシステムがフォーカスされる。
まだ、日本全ての病院がこの体制になっているとは言えないが、目指すべき方向性。
13:40 - 2019年5月26日 場所: 神奈 横浜市 神奈川区

 がん拠点病院で患者として治療を受けている身としては、かつて「神の手」だったらしい体制から「チーム医療」へと変化している割と先端で治療を受けられていることに気づくことがある。
 たとえば、造影剤CTや単純レントゲンの画像を診て所見を記載したりする読み取りの医師、副作用が強めに出ることの多い薬に対して血液検査結果などから継続可能かどうかの意見をだす薬剤師、など。他の検査だとさらにそれぞれの専門医師が所見を加えているのだろう。

 診察日当日に会うのは、主治医と薬剤師、メンタル側では腫瘍内科医、ここまでが患者として通っていて表に見える人たちです。実はその裏側にはチームを組んでいる専門の医師が存在していて、彼/彼女の意見の総合が治療方針になっている事は忘れないようにしなければと考えています。そしてこのチーム医療があるから、主治医が定期的に替わっても治療継続が出来るのです。(拠点病院はがん専門医の養成所としての意味合いもあるので移動は当たり前のようにあります)

 見える人と壊滅的に人間関係が悪かったら、替えてもらうことも可能かもしれませんが、見える人だけで決めていないので「窓口」として接するのもありなのかもしれません。
 主治医の向こうにチームが居ることは覚えておいて損はないですね。

がんサバイバー丸12年になるステージⅣの患者当事者。発がん時は今で言うところのAYA世代。就労しながら治療してます。