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秀逸なカバーの数々

これまで、東方神起の楽曲を音楽番組の特番や年末の音楽祭等で様々なアイドルがカバーしてきました。東方神起のパフォーマンスとは全く異なる雰囲気にまとめてきたり独自のアレンジが入っていたりと、そのグループらしい楽曲となって生まれ変わるのでカバーステージを見るのが好きでした。  

ちょっと前の映像だけど、印象に残っているカバーをご紹介します。

■MONSTA X「Mirotic」

7人で魅せてくれた「Mirotic」。
東方神起の世界観と一番一致していたカバーだったと私は思います。というか何も知らずに、これモネクの曲ですって言われたら普通に信じちゃうくらい違和感なし。彼らの素晴らしい体格とこのステージ衣装が当時の東方神起を彷彿させます。
パワフルでありながらも繊細な手足の動き、まなざしの一つ一つも完璧で、こういうのを見たかったという感じ。気品あふれるステージで、東方神起へのリスペクトも感じるカバーでした。
モネク事情に全く詳しくない私ですが、彼らはとても大人なイメージ。メンバーの関係性が大人のイメージ。お互い好きだけど大切だけど、それぞれかなりしっかり線引きしていそうで、そこがまたこの抜群の安定感を生むのかな、と。
「Love Killa」が音楽番組で1位を獲った時、アンコールでメンバーがどんどん服を脱いでいった時ありましたよね?すごいおもしろかったし、ああいうのを嫌味なくサラーッとこなせるのがモネクですよね笑

■THE BOYZ「Mirotic」

曲の冒頭で東方神起の5人が円になり、静かに沈んでいくような振りがあるんですが、ドボイズが11人でこれをやると迫力すごかったです。
楽曲に忠実でありながらも、今っぽさを織り交ぜ、とにかくイケメンを愛でる「Mirotic」でした。
フォーメーションをビシッと決めてくるのかっこいいし、あれだけの人数がいて、あそこまでキッチリ揃うの圧巻。メンバーみんな仲良しなイメージなので揃うのかな?
ここのメンバー間での仲良しな雰囲気は、ビジネス仲良しではない感じがします。もしもみんな同級生で同じクラスだったら絶対友達になってるだろなという感じ。
グループで活動している場合、「同じグループじゃなかったら口もきかなかったよね絶対笑」とか本人同士で言い合ったりするのありますよね。それはそれでおもしろいのですけど、ここは「同じグループじゃなかったとしても俺たち絶対仲良しになってたよね!」「うん絶対!(微笑)」という会話が成立しそうな、私の勝手な印象です。
軽快に踊る彼らの魅力で、若さあふれる今どきな「Mirotic」に仕上がっていました!

■BTS 「Something」

なぜこの曲をこの人たちが!?と思ったのが、2014年ミュージックバンク「東方神起スペシャルステージ」でのBTSによる「Something」!!
これ本当に素晴らしかった!

現在ワールドスターでありすっかり落ち着いた彼らよりもずっと幼さを感じる頃。
セットがモノトーンを基調としているし、衣装にも千鳥格子が入っていたりするんですけど、たぶん本家東方神起のステージに寄せてきたのだと思われます。嬉しい。これね↓

反骨精神の塊のような歌を歌っていたバンタンが、彼らのマジのディスりラップとは真反対に位置する正統派アイドル集団SMエンタの、その中でも特別優等生である東方神起をカバーするということで、組み合わせが意外でした。
悪ぶった男の歌を歌おうにも2人から滲み出てしまうお上品さによって全然悪くなれなかったこの「Something」という楽曲を、バンタン節炸裂させたラップを織り混ぜながら、見ていて胸踊る小粋なステージとなっていました。

Aメロ部分で、
「頼むから起こすな 昨晩は一睡もできなかったんだ 大勢の女たちが俺に夢中で アイドルみたいだとか何とかって」
というチャラ男全開の歌詞があり、実際に人たらしなユノがセクシーに歌いあげたその部分を、膝小僧が出たパンツをはいた若々しいテヒョンがやんちゃな表情を浮かべながら「アイドルみたいとか言われちゃってさ、てへ☆」みたいな感じで歌っており、すごい、こうも違う感じに聞こえるものか…とおもしろかったです。
ちょっとユノも次の時こんな風にやってみたら!?と思いました。

さまざまなカバーがあったけど、オリジナルの曲にラップをつけてそのラップの最後に「BTS!!」と自分達のグループ名をねじ込んできたのは彼らだけだったと思う。笑

バンタンぽいなーと思いました。きっちりカバーするだけじゃなくて自分たちで曲も作っている彼ららしく、ひとひねり加えていて。
かっこいいなと思ったし、バンタンの持ち歌とは全然違う雰囲気のこの「Something」をバンタンワールドにおいしくアレンジしてくれていました。

■TXT「Mirotic」

そこはかとなく漂うハイブ感。
天下のハイブで育ってきた彼らの、優雅で健全なミロティックでした。

TXTは本当にいつまでも少年のイメージというか、脆くも美しいアイドルの儚さを体現したようなグループだと思っていて、10代とか20代前半までの男の子にしか出せない危うさみたいなものを感じます。

Miroticに「under my skin」という歌詞があるのですが、東方神起がこの曲で活動していた時、この歌詞の部分がセクシャルであると解釈されて番組から規制がかかり、「under my skin」を「under my sky」と歌詞を変えて歌うことがありました。
や、そもそもタイトルからして「エロティック」によせて「ミロティック」なわけだし、この部分の前に「俺に溺れて 俺に狂って」などという歌詞があるのにいきなり「空の下ー!」と言われても、曲の雰囲気ー!?となったのですが、まぁしょうがなかった。(で、別にunder my skinでもいいステージでもメンバーの誰かがunder my skyで歌っちゃってskinとskyの2つがまじる時もあり、え?このステージはskinがNGでてるのどっちなの?となって、これはこれでおもしろくてよかった。。)

TXTは「under my sky」で歌うのが似合っている。これがエナイプンだと「under my skin」じゃないと違和感ありそう。。

超洗練されたMiroticでした。ありがたや。

以上、秀逸なカバーの数々をご紹介しました。
個人的には、名曲の宝庫ことONF(オネノプ)の6人でのカバーをいつか見て見たいです。

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