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感情は行動に影響する

私たちの中にはいろいろな感情が存在します。

五行では怒・笑(=喜)・悲・驚(怖)・思

反応としての感情は、怒・喜・悲・怖・迷 

かな。

感情は無意識だと感情が行動を支配します。
でも、感情のエネルギーはそのままだととてつもなく大きく、感情に任せて動くと本来の自分の意図しない方向に良くも悪くも物事が大きく動きます。

感情は悪いものではありません。
人として感情を感じることは自然で、心の豊かさを育てます。

ですが、一つの感情に大きく囚われた時、
人は極端な行動に走ってしまうことがあります。

一つの感情に行動を丸投げして動いてしまうと、思いもかけない大ごとになって簡単に取り返しのつかない流れが起こるのです。

では、感情を押さえ込むことがよいのでしょうか?

それも違います。

例えば、

怒りは、変容と行動力を強く促すのエネルギーでもあり、
喜びは、開放と創造性を促すエネルギー
悲しみは、理解と共感を生み出すエネルギー
怖れは、自制心と忍耐を促すエネルギー
迷いは、識別と優秀に繋がるエネルギー

それらの感情が一人ひとりの行動の方向性や指針一歩を踏み出す力を育てています。
感情を味わうからこそ、人は起こった出来事から学び成長していくのです。

その感情は、それぞれ

進む(出す)エネルギー(怒・喜)
↑↓
守る(引く)エネルギー(悲・怖)

アクセルとブレーキのような働きをしています。
迷はどちらにも属しません。

一つの感情が大きく揺さぶられる出来事が起こった時、そのほかの感情もその刺激で呼び起こされ迷がバランスを取りながら、行動へと繋げていきます。

これらの一連が私たちの心の中でいつも一瞬で起こっているんですよね。

では、迷の力が一番いいのか、と言うとそうでもありません。

迷は0です。つまり無。
出すことも引くこともなく、何もない。
迷が行き過ぎると、無気力のように動けなくなります。

5つの感情が、お互いを刺激し合い、バランスを取り合いながら、私たちはどう動くかを選択しています。

自分の今の行動のパターンも、無意識に感情が動き方向性が決まり肉体の行動として現れます。

この感情の多くは、自分の預かり知らない乳幼児期など記憶にも残っていないような幼少期の経験や体験が強く影響しています。
そのパターンを変える方法の一つに、
何かわからないけど今、自分は感情に促されているな、ということに気付いてそれを認めることがあります。

いいとか悪いとかではなく、とにかくただ
「自分は今、こうなんだな」と認め受け容れるだけで、次の行動を意識して変容していくための一歩となります。

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