20200414

どこかで感じないようにセンサーにフタをしているからか、ちいさなもの、こと一つ一つに心が揺れる。

通りすがりのおかあさんに抱かれた赤ちゃんが無心に空を見ているその目線に影を作る睫毛とか
鳥たちが掛け合いのさえずりを楽しんでいる、ええ絶対あれば楽しみを感じているその響きとか
ハコベやなずなが素知らぬ顔で
小さな世界をつくっていて、その合間を蟻がチョロチョロと走るのが見えたときとか

そんな小さな小さなことが
ただ、ある

そこに心のひだが
こんなひだがあったとは気づかなかった
ただ、揺れている。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?