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終わりは始まり

3月最終日の日曜日、キリストの復活を祝うイースター(復活祭)を迎え、新しい巡りが始まりました。それは同時に、昨年4月9日のイースターからスタートした「魂のこよみ」と巡る『魂の旅』が一巡りしたことを告げています。

一年52週、毎週一つずつシュタイナーの詩を瞑想しながら過ごしてきましたが、昨年から今年にかけての一巡りは51週だったため、私の一巡りは今週いっぱい進行中のような…(笑)

このような暦の重なりが生じるのは、イースターが「春分のあとの満月のあとの日曜日」に設定されているためであり、いわば星々の采配とも言えます。

キリスト教では復活祭前の一週間は特別な意味があることを考えると、先週は第52週の詩と共に過ごすべきだったのでしょうが、キリスト教徒ではない私は一週一週の詩を大切に味わいながら過ごし、この星々の采配の意味を感じてみたくなりました。

というわけで、遅ればせながら第52週の詩をシェアします。

第52週
霊が  魂の深みから
宇宙存在へと  向きを変える時
そして美が  空間の拡がりから湧き出る時
生命の力が  天空の彼方から
人体の中に入り、
そして力強く働きながら
霊の本質を  人間存在とひとつにする。

ルドルフ・シュタイナー著/高橋巖 訳「魂のこよみ」

難しいことはさておき、今この瞬間実感していることは、確かに一つの巡りを終え、次なる巡りのスタート地点に立っているということです。

振り返ると、奇しくも昨春「魂のこよみ」を羅針盤に『魂の旅』を始めたイースターの週、ずっと心に描いていた夢を叶える計画が立ち上がりました。これは今に始まったことではなく、今回が人生3度目のチャレンジとなります。

そして今、それは実現目前の段階に差し掛かっています。

しかし、それは言わずもがな 「はじまりのとき」に他なりません。

人生は繰り返す巡りの中で少しずつ昇る螺旋の旅。

「終わりは始まり」

この1年の豊かな内的な旅と、ここから始まる新たな挑戦については改めてゆっくりと言葉を紡いでいくことにして、ひとつの旅の終わりと新しい旅のはじまりを祝い、第1週「復活祭の情景」と銘打たれたシュタイナーの言の葉を昨年とは違う翻訳者さんによる詩文で味わいながら、この旅の記録は一旦幕を下ろしたいと思います。

一年間、ありがとうございました♡

第1週  復活祭の情景

はるか宇宙のかなたから
太陽は人間の感覚へと語りかける。
そして深い魂のなかから湧きたつ喜びが
世界を見つめる人間の目のなかで,輝く光とひとつになる。
すると思考は自己の狭い枠から
限りない空間のかなたへと広がり
人間の本質と高次の精神を
かすかにつないでゆく。

マンフレッド・クリューガー著/鳥山雅代 訳「魂の暦」とともに

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