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読むこと自体が瞑想

先週からはじまったシュタイナーの『魂のこよみ』と共に過ごす時間。僅か一週間ですが、日々感じたことを記したメモを読み返すと、一週間前の自分が遠い過去のように感じるくらい受け取るものが変化していることに気づきます。

共に旅する方の意識に何らかの制限を設けることはしたくないという想いと、毎週紡ぎ出されるシュタイナーの言葉が意識を次の領域へ誘ってくれるだろうという願いから、個人的な感想を書き連ねることは控えようと思いますが、彼の四大主著の一冊である『神智学』のまえがきに書かれた内容は、この本を読み進める中でもなにかのヒントになるのではないかと思います。

本書は今日一般に行われているような読書の仕方で読まれるようには、書かれていない。どの頁も、個々の文章が読者自身の精神的作業によって読み解かれるのを待っている。意識的にそう書かれている。なぜなら、この本はそうしてこそはじめて、読者のものとなることができるからである。ただ通読するだけの読者は、本書を全然読まなかったに等しい。その真実の内容は、体験されなければならない。霊学はこの意味においてのみ、価値をもつ。

ルドルフ・シュタイナー著『神智学』

このことは、シュタイナーに限らず叡智を伝える書物全般に言えるように思います。そしてそれ故に、これらの本を読むこと自体が瞑想だと言われるのではないでしょうか。

第2週
思想の力が  果てしない
外なる感覚世界の中に
自分を見失うとき、
霊界が  人間の萌芽を  ふたたび見つけ出す。
人間の萌芽は
おのれの種を  霊界の中に見出し、
そして  おのれの魂の実を
みずからの中に
実らせねばならない。

ルドルフ・シュタイナー著『魂のこよみ』

今日から一週間、この詩を読み感じることが、どの意識階層で感受しているのかを日々都度パトロールしながら過ごしていこうと思います。

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