今の音楽産業の状況を見てみた
面白いデータを見つけた。
一般社団法人・日本レコード協会(以下RIAJ)が今年3月に公表した、日本の音楽産業の状況についての記事。
この中で、筆者のITジャーナリスト・西田さんが、RIAJのホームページで公開されているデータを使い、2005年から2021年までの【音楽配信】についてのデータをグラフ化してくれている。これがすごい。
このグラフの色分けについて「着メロ(青系)から着うたフル(オレンジ)にトレンドが変わり、さらにその落ち込みをストリーミング(緑)がカバーし始めたのがわかる」と書かれている。
キレイなまでに着うたフルからストリーミングに移行されている。
このデータだけみると「なんだ、音楽産業は盛り返してきている」と思ってしまうが、CDなどを含めた【市場全体】で見ると…右肩下がり。
この結果を見て、筆者・西田さんの思う課題は、
「ストリーミング市場のさらなる拡大」と
「ストリーミング・サービスの特性を生かした収益の拡大方法」を
成長しつづけているアメリカなどから学ぶ必要がある
とのこと。
確かに、着うた全盛期は、リリース前に「着うた先行配信!」といった宣伝をして、着うたとCD両方を買ってもらう戦略が多かった気がする。
Spotifyなどに誘導する戦略って、今はどういう風に行われているのだろう?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?