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四国のおすすめ観光スポット紹介

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コトバスエクスプレスの「四国のお勧め観光スポットを紹介」コーナー特別出張。 https://www.kotobus-express.jp/column/
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#牧野富太郎

酒造の歴史から紡ぐ、佐川町の魅力溢れる暮らし(司牡丹酒造、牧野富太郎ふるさと館、名教館ほか|高知県高岡郡佐川町)

今回の旅の舞台は、高知県佐川町。高知県中西部の盆地に位置します。 高知県佐川町は、江戸時代に土佐藩筆頭家老であった深尾家の城下町として発展し、伊藤蘭林(儒学者)、田中光顕(政治家)、黒鉄ヒロシ(漫画家)、広井勇(工学博士)、牧野富太郎(植物学者)、黒岩恒(博物学者)、小野大輔(声優)、山口智(プロサッカー選手)などなど...今昔にわたり、数々の著名人を輩出してきました。 佐川町内の「上町の町並み」とも称される「酒蔵の道」を中心とした上町地区は、司牡丹酒造などの酒造をはじめ

日本屈指、植物で未来を明るくする研究型植物園(高知県立牧野植物園|高知県高知市)

春先の初訪問を経て、朝ドラ終了後の秋となる今回で2度目。 「牧野植物園」へ訪問してきました。 春に訪れた際にはまだ建設中であった「植物研究交流センター(ラボテラス)」が完成してから初めての訪問です。 2023年前期の連続テレビ小説「らんまん」が、あまりにおもしろすぎて。 牧野博士にも興味を持ち、ついには牧野博士の書籍も拝見させていただくほど、ハマりにハマった私。笑 牧野博士の自叙伝の中では「もと私の家は酒屋で、多少の財産もあり、両親には早く分かれ兄弟は一人もないので、私

春らんまん、2023年朝ドラ主人公 牧野富太郎博士の築いた植物文化の精華(高知県立牧野植物園|高知県高知市)

2023年春から始まる、NHK朝の連続テレビ小説(通称:朝ドラ)「らんまん」主人公のモデルとしても今大注目の「牧野富太郎博士」。 笑顔がとってもチャーミングな牧野氏は、1862年4月24日、現在の高知県高岡郡佐川町に生まれました。 県土の約84%という森林面積日本一を誇る高知県。そんな高知の豊かな自然に育まれて、幼い頃から植物に興味を持ち、ほぼ独学で植物の知識を身につけていきます。 1889年27歳の時、創刊に携わった『植物学雑誌』に、新種「ヤマトグサ」を発表。日本人とし