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すべてのことが起こりますように

中学時代のイヤな記憶が夢に出てきて飛び起きた。
もう36歳なのに、中学生時代にされたことの傷って全然癒えない。でも私は生きていける。幸せな思い出もあるし、楽しみにしている予定もある。この2点セットがある限り、人生はだいたい心強い。

高校生の時教えてもらって大好きなったバンドの曲を流して、脳みその時空を先に進める。

「夢の中では無力な中学生だったけど、それは夢だよ、高校生の時の記憶ちゃんとあるでしょ?」と、脳みそに教えてあげる。

付き合ってた男の子のくれたCD、着信音にしてた曲。私の青春の優しい記憶の全てが、銀杏BOYZに詰まっている。

今日は友達と一緒にサーフィンをしに行った。
外房線の長い電車の中、ずっと峯田くんの声を聞いて過ごした。この声を聞くと、心がいつも夏になる。いつまでも高校生みたいな自分でいていいんだと思える。誰かみたいに器用に振る舞えなくても、どんくさくても、誰にも理解してもらえなくても、モテなくても、好きな人に好きと言えなくても、単純に好きなことを好きでいていいのだ、と、不思議と思えてくる。


私は普通に太っているし、運動神経も最悪ではあるが、決して運動が嫌いなワケではないんだよなと大人になってから気が付いて、スノボとかランニングとか、去年はウィンドサーフィンもやったし、気の向くままにやってみたいと思うスポーツを試してみていて、まさかこの歳でサーフィンをやるなんて思ってもみなかったけど、
実際海に入ってギャーギャー言いながら、友達と楽しく波に乗って、たくさん笑って、ヘトヘトになって、みんなで海鮮丼を食べて帰ってきて、電車の中で1人になった瞬間、なんかすごく幸せだなぁ〜と思ってふいに涙が出た。

私、友達と海に入ったことがなくて、みんなと海に行くの憧れてたから。まさかこの歳で夢が叶うなんて、嬉しすぎちゃうな。


100ゼロ思考だから、
人生がうまく行っていない時は、もう生きてても楽しいことなんかない、終わりだ、と毎回思ってしまいがちだし、

上手くいかないことが続いたり、
今朝みたいに、嫌な夢を見て飛び起きる日だってあるけど、

それでも、何もないよりずっと素晴らしい。
生きてるんだから。色々あってこそよ。
そんなふうに今日は思える。


帰り道、イヤホンから峯田くんの声が流れてきて、世界一優しい祈りのフレーズを聞いた。


すべてのことが起こりますように

願いをかけて、呪いを解いて
GOD SAVE THE WORLD



私のための歌みたいだ、と思った。

たぶん、全国の何千人かも同じことを思っていると思うけど、笑
今日は、私のための歌なんだと思って聞いた。

どんな小さなことでも願いを持って、

ひとつひとつ叶えて、
呪いを解いていきたい。


このお金で一緒に焼肉行こ〜