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ベランダ発電2 機材構成と発電量測定結果

8月はほんとうに暑かったですね。

前回は購入した機材をまとめただけだったので、今回はベランダ発電で利用している詳細をまとめてみようと思います。

システム1(FlexSolar 40W ソーラーパネル)

  • ソーラーパネル: FlexSolar 40W

  • バッテリー: Anker Prime Power Bank (20000mAh,200W)

  • ケーブル:  首佩 S10CC USB-C to USB-C 100W PD対応 2m

左 Flexsolar 40W, 右 Anker Prime Power Bank

最大で28Wぐらいまで発電してくれます。8月末の快晴の日に1日発電して 140Wh ぐらいでした。(朝9時から17時まで 8時間) 曇りになるとグッと発電量が落ちて半分ぐらいになりました。

右 発電量 28.15W(下白文字)
中央 快晴 積算発電量 139Wh(下黄色文字)
左 曇り積算発電量 76Wh(下黄色文字)

モバイルバッテリーの容量が 74Wh なので (20000mAmを3.7V想定でWhに変換)1日分の発電量がぜんぜん入りきらないです。しかたがないので発電中にタブレットやスマホを充電したり、別のモバイルバッテリーを充電したりしてやりくりしてます。発電量を低く見積もってたのでここは機器選定ミスですね。

正直なところモバイルソーラーパネルの能力は大したことがないと思ってましたが、このソーラーパネルは効率よく発電してくれるので驚きました。
おそらく20Vで出力された電力をモバイルバッテリーで受け取れているからここまで発電できていると思います。別の5Vまでしか入力できないモバイルバッテリーを繋ぐと最大で10Wしか発電してくれなくて、半分以下の能力しか引き出せないです。

システム2(エレコム MPA-S01BK 21W ソーラーパネル)

  • ソーラーパネル: エレコム MPA-S01BK 21W モバイルソーラー充電器

  • バッテリー: Anker PowerCore 26800 (26800mAh)

  • ケーブル:  首佩 USB-A & USB-C ケーブル 5A 2m 2本

  • usb-c to micro-usb 変換アダプタ 2個

右: ソーラーパネル、左: モバイルバッテリー

こちらは最大で8Wぐらい発電しているのを確認しています。それ以上は出るのかよくわからないです。21Wパネルで8WがMAXということは、パネルの表記の半分ぐらいしか発電できないと考えた方がいいのかなと、私に思わせたパネルです。
その結果、システム1の発電量を見誤りました。このパネルが発電量が低いだけですね。
発電量が低い理由はたぶんUSB-Aでの出力が5Vなためそこでロスが大きく出ているのではないかと思います。5Vなら充電できる機器は多いし汎用性が高いのでしょうがそのぶん性能を犠牲にしているといったところではないでしょうか。

また、このパネルは出力ポートが2個あって1個だけで充電するより2個同時に使って充電した方が合算での値が良いです。これもUSB-Aの出力が5Vまでという制限が効いてる気がします。5V1本より5V2本の方が電流を多く流せるのではないですかね。(あまり詳しくないので間違っていたらご指摘ください)

ここの製品仕様をみると「定格出力電流 合計2.4A 各1ポート2.4A」とあります。1ポートでも2.4Aまで流せると言ってますが実際は1.2Aぐらいまでしか流れているところが確認できてないです。もーちょっとでてほしい。

1日の積算発電量 24.5Wh(右黄色文字) 片側のみ計測 快晴での計測

発電量の計測が難しいのですが、2本のケーブルにそれぞれおなじ電流が流れたと想定すると、片側の1日の積算発電量が24.5Whぐらいだったので、2倍にして49Whぐらい。3.7VでmAh で表記すると 13243mAh ですね。
システム1の3分の1ぐらいしか発電できてないです。21Wパネルと40Wパネルの差より、出力が5Vか20Vかの違いが大きいと感じます。

このパネルがとっても変換効率が悪くてダメダメでFlexsolar 40Wが最高なのかというと一概にもそうは言えないです。
5Vで出力すると大抵の機器を充電できますし、雲が出てきたりして発電量が減ってもそれなりに充電し続けられます。それに対して、20Vで出力すると発電量は多いのですが、曇って出力が下がるとガクッと電圧が下がるため機器が充電できる電圧を下回ってしまって充電できなくなってしまいます。
環境変化に強く安定して発電が見込めるという点で入門用によい製品なのでしょう。今回のようにベランダに固定して1日中発電してモバイルバッテリーに電気を貯めるなら大きな差が出ますが、たまに野外でスマホに直接充電したいとかそういう用途であればこちらが適切なのかもしれません。

システム3 (APIX INTL ソーラーパワーファン APF-560)

  • ソーラパネル: ビルドイン 発電量不明(おそらく10W程度のパネルと思われる)

  • バッテリー:  ビルドイン 10000mHA

ベランダに引っ掛けて発電できる

システムというかただの製品紹介ですね。
野外でも使える扇風機で室内でもケーブルなしにあちこちで気軽に使えるのが良くて購入しました。ソーラーパネルが付いているので天気の良い日にベランダに引っ掛けて発電して、使いたい時に部屋の中で足元に置いて使うという使い方をしています。
バッテリーの持ちがよくぜんぜん給電する必要がないのでこれはすごいと思って太陽光発電に興味を持ったきっかけになった製品です。おそらく弱風で使うことが多く消費電力が少ないため発電量も少ないけれども、給電なしで使い続けられているのではないかと思います。なかなか面白い製品です。

発電した電気を内部のバッテリーに溜めていて外部機器の充電もできますが、その辺はあまり期待しない方が良いかと思います。おそらくそこまで発電効率は良くないでしょうから、すぐになくなるような気がします。

この機器は内部にビルドインされているので計測が難しい。
一度内部のバッテリーを0にして1日中発電して、発電量を取り出す時に計測するといった方法が必要そうです。今度試してみて結果を載せてみようと思います。

おわりに

ベランダ発電に興味のある方に具体的な情報となるようにまとめてみました。
お役に立てばうれしいです。ソーラーパネルは種類がいっぱいあるし値段もさまざまでどれを選んだら良いか迷うかと思いますが、製品選びのヒントになれば。

まだまだ、計測をしているのでそのうちまとめて記事を書こうと思います。
あとソーラーパネルやバッテリーの選び方もなんとなく見えてきたのでその辺りも今度まとめてみようとおもいます。

それではまた。

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