動詞が2個の文章の作り方 (1)
リクエスト版ということなので、あえて学年をまたいでしまう内容を取り上げてみましょう。
・接続詞 (when, where, that)
・ to不定詞
・ 関係代名詞
・関係副詞
※単に動詞が2個に見えてしまうだけの単元 (現在進行形、完了形)は別枠で考えます。
単に2つの文をつなげるだけの基本の接続詞(and,butなど)については、いろいろな方がすでに書かれているようです。私も検索をしてみて、以下の記事が非常によくまとまってわかりやすかったので紹介させていただきます。
https://hajihaji-lemon.com/english/coordinate-conjunction-and/
それでは1文の中に入り込んでしまうものや、普通は知らなさそうな意味を持つ接続詞を含む分について学習しましょう。
接続詞when ~のとき を表す
【ポイント】
①接続詞の内容を表す言葉の前後で、2つの文章に分ける。
②それぞれの文章を英訳する。
③2文を合体させる。
(例文) 彼女が私に電話をしてきたとき、私はテレビを見ていました。
① この日本文を見ると、「とき」が入っているのでwhenを使う文章だとわかります。このままだと文章が作りにくいので、「とき」の前後で文章を分けてしまいます。
→ 彼女が私に電話をしてきた(とき) + 私はテレビを見ていました。
② これで、文章が2つにわかれたのでそれぞれで英訳してみましょう。
(When) she called me. + I was watching the TV.
となります。「とき」については、 電話の内容の説明なので、she called meの頭につけることになります。
③ それでは最後に2つの文章をつなげてみましょう。つなげ方はwhenの文章を先に言うか、後で言うかで2種類考えられます。
i) When she called me, I was watching the TV.
ii) I was watching the TV when she called me.
どちらも意味としては変わらないですが、i)の方はコンマがあることに気付きましたか? ii)は要らないのにどうしてi)は要るのでしょうか?
もし、i)にコンマがないとすると、whenの内容がどこまでなのかわからなくなってしまうからなんです! ii)だと最後がピリオドなので切れ目を気にする必要がありませんね。
ちなみにですが、英語圏の人はii)の文章をより好むそうです。本当に言いたい結論は、テレビを見ていたことにあってそっちが本題だからですね。
【参考】
whenと似た使い方をする接続詞で、whereもあります。これはあまり教科書には載っていませんが、似ているのでついでに見ておきましょう。
whenは最初に、「いつ?」という意味だと習いました。これは時間を聞く時の表現なので、接続詞として使うときは、「とき」という時間に関する言い方になるのですね。
whereだと、「どこ?」ですから、接続詞としてつかうときには「ところ」となります。ここで一つことわざを紹介しておきます。
Where there is a will, there is a way.
(意志あるところに道はある。 = 為せば成る)
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