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3行小説 第937回

ゆっくりと夜がやってくる。空は紺碧に染まり、街は華やかに色づく。 足早に行き交う人々の中、ポツリと取り残された影がひとつ。 縫い付けられたように動けないまま、ゆらりゆらりと揺れていた。

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