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3行小説 第1000回

ゆっくりと今日が暮れてゆく。空を茜のグラデーションに染めて。
あなたは何か言いかけて、やめて。私はその言葉をじっと待っていた。
終わっていく今日を見送りながら、私たちはそっと手を繋いだ。

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