マガジンのカバー画像

3行小説

428
Twitterで毎日配信している「3行小説」を転載しています。 たった3行だからこそ広がる妄想の世界をお楽しみください(*^^*) ※過去作はマガジン「3行朗読まとめ」にて毎週…
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

3行小説 第993回

うたた寝をするキミの横顔は、いつもより少しあどけなくて 思わず笑みがこぼれた。「こんな顔…

ことばや
1年前
1

3行小説 第992回

長い間、ずっと不思議に思っていることがあった。 どうして僕の世界には色がないんだろう。光…

ことばや
1年前
1

3行小説 第991回

自由に憧れていた。誰にも、何にも縛られない自分になりたいと。 望み通り、僕は世界に放り出…

ことばや
1年前

3行小説 第990回

いつか再会したら、にっこり笑って「お久しぶりね」と言うはずだった。 隣にはあなたより素敵…

ことばや
1年前

3行小説 第989回

泣き虫だったキミが笑っている。みんなを励ますように。 内気だったキミが先頭を歩いていく。…

ことばや
1年前
2

3行小説 第988回

ゆるやかな坂道を登っていくと、見えてきたのは小さな教会。 今にも崩れ落ちそうで、そこだけ…

ことばや
1年前
2

3行小説 第987回

キミの好きな花を僕は知らない。あんなに長くそばにいたのに。 キミの得意な料理を僕は知らない。いつも僕のために作ってくれていたのに。 だから今、キミがここにいない理由が、僕にはわからないんだ。

3行小説 第986回

寒いけれど、冬だからあたり前。春が来ればツライ日々も薄れていく。 悲しいけれど、別れだも…

ことばや
1年前
3

3行小説 第985回

眠れずにいた彼女に、彼はそっとホットミルクを差し出す。 何も聞かず、何も言わず、ただ黙っ…

ことばや
1年前
1

3行小説 第984回

ゆっくりと幕が降りていくように、その人は静かに瞳を閉じた。 耳元に「ありがとう」と告げれ…

ことばや
1年前

3行小説 第983回

あなたのやさしい顔、初めて見た。そんな風に笑うんだね。 いつも不機嫌で、無口で、そんなあ…

ことばや
1年前

3行小説 第982回

賑やかな街から音が消えていた。不思議に思って周囲を見回すと、 誰もいない。人が消え、灯り…

ことばや
1年前

3行小説 第981回

心配そうなあなたの視線には気づかないふりをした。 今日の私が傷ついていても、明日の私が泣…

ことばや
1年前
2

3行小説 第980回

「聞こえるでしょ?」とあなたはうれしそうに笑う。 残念ながら私には聞こえてこない。春の足音なんてまだまだ。 あなたにはもう見えているのかな。穏やかな春の女神の微笑みが。