人で溢れたカフェの中、空席を探し回っていると反対の入口に行き着いた。そのまま外に出ると、少し拓けた空間に石のベンチがあり、飲み物を片手に休む人たちがいた。そこに自分も座った。ふと、背中を大きく反らしてベンチにもたれてみると、視界には遠くまで伸びたビルが映った。風が気持ち良かった。

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