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9/25 「北海道って広いよね」って全然わかってなかった。

北海道についた。

免許合宿に合格したのが昨日、なのでもちろん帰宅したのも昨日。そして今日にはもう北海道に降り立っていた。乗るはずだった飛行機は予約が埋まってしまったので、前日入りすることにしたので、家に24時間もいないまま出発してきた。

私がいるのはレアだな、とかいい言い訳を発見したシェアハウスのみんなと日付を超えるまでお酒を飲んでいたこともあって、飛行機の中では爆睡だった。

でもちょうど女満別空港に着く前に目が覚めたので、飛行機からの景色も楽しむことができた。海だ〜と思っていたのは網走湖で衝撃。

出発前にシェアハウスの住民が「北海道について、飛行機から降りた瞬間の身がキュッとなる寒さが好きだ」と言っていたことを思い出しながら女満別空港に降り立った。まだ冬ではないにしても、やっぱり東京よりは寒かった。

隠岐島前高校時代にお世話になった方に、車で観光に連れて行っていただいた。弟子屈町(てしかがちょう)を主に。

道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠から屈斜路湖を見下ろす。めちゃくちゃ冷たい風が本当にピューピュー音を立てながら吹いていた。ここで見た景色は、紛れもなく想像通りの北海道らしさだった。見渡す限りずっとずっと奥まで緑が続いていて、遮るものが何もない。


次は、硫黄山。アイヌ語ではアトサヌプリと呼ばれていて、その意味は裸の山だそう。その名の通り岩がむき出しになった山肌から、硫黄の蒸気が噴き出している。その辺りは硫黄独特のゆで卵のような匂いがいっぱいで、そして何より、硫黄の吹き出す穴の周りは蛍光の黄色だったことに驚いた。

自然のものとも思えない色と、今日のどんよりとした空気。その二つが合わさって地球感が薄かった。でも振り返れば、想像していた通りの北海道。不思議だな〜という感想が一番大きかった。

いくつか道の駅に寄ったり、素敵なお店に寄ったりしながら、半日の観光を終えた。今日一番好きだな〜と思った場所は屈斜路湖の砂湯。

屈斜路湖の湖畔はとても静かで、静かというより音が少なかった。喋ることをやめれば、他の音は全部何かに吸い取られて行っているようだった。

そしてその湖畔の砂を掘ると、温泉が滲み出てくる。本当に?と思いながら掘ってみると、温かい温泉がどんどん溜まっていく。ここではみんな思い思いの大きさの穴を掘って足湯を楽しむらしい。

私の想像している北海道の姿がここにはあって、去年札幌に行った時考えていた北海道もここだったんだなと思った。

そして知らない北海道も今日1日の中でたくさんあった。「日本にはまだまだ知らないことがたくさんあるんだな〜」という気持ち。自分で温泉を掘れるとか衝撃すぎた。

北海道で本交換旅しよ〜とか行ってたのに、本忘れた。もうそれもご愛嬌だよねってことにしておこう。

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