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静岡県・新居町の歴史(原始~古代)

こんにちは、榊原慎也です。

今回は、出身地である「静岡県・新居町(あらい)」について、自分なりに調べた歴史をまとめてみました。自分の気持ちも添えて。

GoogleMapから拝借

高校時代まで地元で過ごしてましたが、まったく町のことを知ろうとしたことがなかった。町を出てもうすぐ10年経つこのタイミングでふと「自分の町をもっと好きになりたい!」と思い、図書館に行ったりして調べました。

いつか「町のことを一番知っているおじいちゃん」になって、出身の小学校や中学校で講演してみたい!、、と言いつつ、今は町に住んでいないので、いずれ戻りたいなと思ってます笑

現存する関所がある”新居町”

※町の歴史をまとめた書籍やネットから情報を集めています。新居町のことを知らない人は、いつか遊びに来てください!笑

原始

約7千年前(縄文時代中期) 
  中之郷に人が住み始める
約2千年前(弥生時代中期) 
  中之郷の馬の上遺跡で米作りが始まる

『新居ものがたり 歴史100選』新居町教育委員会

新居町の始まりは、中之郷。そこに人が住み始めたところから、町がつくられていった。(実家は、中之郷じゃないのでなんか悔しい笑)もっとその土地を歩いて、知ってみたいと思った。

見つかっている遺跡のようすからみると、…大きな「ムラ」ではなく、小さな「ムラ」であったようです。生活する上で欠かせない水の豊かな川沿いに「ムラ」がつくられたと思われます。

『新居ものがたり 歴史100選』新居町教育委員会

よくよく考えると新居町は、海・湖・川に囲まれていて、とっても”水”と縁のある場所なんだなと思う。

浜名湖

浜名湖の底には舞阪で二カ所、浜松で二カ所、新居も合わせると八カ所の遺跡があります。

『新居ものがたり 歴史100選』新居町教育委員会

いくつかの書籍を読むと、新居町の周辺はいろんな要因で陸地の形がどんどん変わっていった地域だったみたい。地形が変わる中でも、ここまで住み続けてくれたおかげで地元があると思うと有難いなぁ。

「あらい」の名が文字の形で最初に登場するのは、浜松の伊場遺跡から見つかった木簡からです。…伊場から出た木簡には墨書で「新井里」とあります。

『新居ものがたり 歴史100選』新居町教育委員会

これが691年頃のものらしい。1300年前あたりから、今の町名に繋がる言葉が使われてたなんて面白い。なんでこの町名なのかをもっと知りたいところ。

「あらい」の表記としては、このあたりがよく使われるそうだ。

「新居」という感じになったのはなぜだろう。。地理的には愛知・山梨圏では”新居”と書くことが多かったみたい。地形変動が多い地域だったこともあり”荒”という字が使われるのもわかる。

最終的には明治22年の町村制の際に「新居」が採用されたそうだ。個人的には、一番しっくりくる&好きな漢字なのでよかった!どうしても「新居(しんきょ)」と読まれてしまうこともあるのは仕方ないか笑

アライは全国に一四〇以上あります。それに新居の字を当てているところが十九、新井が七六、ほかに荒井、洗などがあります。

『新居ものがたり 歴史100選』新居町教育委員会

そんなにあるの!?珍しいと思っていたのに意外とたくさんあった。いつかほかの「新居」にも行ってみたいな!

古代

”浜名の橋”
東海道の通る浜名湖の出口には浜名川があり、ここに架かる浜名橋は歌に詠まれる程、有名であった。浜名橋は、平安初期の歴史書『三代実録』によると … 改修工事に遠江国の正税1万2640束の稲があてられた。これは、「遠江国浜名郡輸租帳」の浜名郡全体の額にも相当する大掛かりなものであった。

http://bird.blue.coocan.jp/forarai/hamana_hashi.html

東路や浜名の橋の朝霞にをちこち人の声かわすなり 藤原家隆
東海道は古代には「ウミツミチ」ともいわれ、東山道・アズマノヤマノミチに対する海沿いの道として大和政権が東方諸国を支配するうえでの幹線道路でした。…変化の乏しい道程の末に新居に着くと、旅人の目の前に大海原が広がっていました。そんな明るい眺望のなかで、ひときわこの土地を印象づけたのは、浜名川の河口近く、今の日ヶ埼あたりにかかっていた「浜名の橋」でした。

『新居ものがたり 歴史100選』新居町教育委員会

昔の人が新居に着いたときにどんな気持ちになったのか聞いてみたい。長い旅の途中、少しでも気持ちが休まる・来てよかったと思える瞬間だったらと嬉しいな。

浜名橋跡の看板

今の場所でいうとどこなのか調べてみたら、「浜名橋跡碑」というのがあった。意外と実家から近かったから今度帰ったときに行ってみよ!


ここから、中世・近世・近代と続いていくのだけど、長くなりそうなのでまた別の機会に。

読んでいただいてありがとうございました♪



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