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わたしの原点

夏休みと言えば、何を思い出しますか。
「あー夏休み(TUBE)」「あなたの知らない世界(心霊番組)」が頭に浮かんだみなさんはきっと同世代♡
 
それはさておき本題です。夏休みが来ると必ず思い出すのは「ホットケーキ」。
 
小学校1年生の夏休み。初挑戦となる「絵日記」というハードルの高い宿題に、当時の私はウキウキしていました。絵はドがつく下手くそでしたが……。「大好きなホットケーキ作りのことを毎日書こう!」と張り切っていました。
 
夏休み初日の朝。ホットケーキを作りましたが大失敗。
そして次の日。再度チャレンジ、ちょっとうまくいったんでしょう。
調子にのって3日目。両親も褒めてくれたんでしょうし、慣れてきたんでしょうね。
4日目、5日目……。夏休み最終日まで、ほぼ毎日、ホットケーキを作り、その様子を絵日記に綴りました。
 
姉妹「いい加減飽きた。もうホットケーキはしばらく食べたくない」
母「海に行ったとか書いてよ~。どこにも連れてってないみたいじゃないの~。」
父「ドライブにも連れて行っているぞ」
 
研究者にでもなったような気分の私は「今日は何回混ぜました」「いつもは卵から入れますが牛乳から入れました」など得意気に書いていましたが、今でいうと「1カ月朝食ホットケーキしか食べない生活」ですね笑。
 
夏休みが明け、担任の先生に提出しました。絵日記が手元に戻って来た時、開けてびっくり! ほとんど絵が無い絵日記が笑、先生のコメントと赤ペン・ハナマルで溢れていました。
 
「ひとつのことをつづけるのはだいじなことです。
すきなことをみつけるのもだいじなことです。
いいなつやすみになりましたね。
よんでいてせんせいもホットケーキをたべたくなりましたよ」といった内容だったと思います。
 
家族から理解されなかった(ええ、理解されないでしょうよ)1カ月ホットケーキ生活を、担任の先生が認めてくださったことが、1年生ながらに本当に嬉しかったのです。
直感的に「好きなことを続けることは素晴らしいことなんだ!」と思ったことを今でもよく覚えています。
 
それから35年くらい経過してしまった今、改めて思います。
先生。あの時、好きなことに気づかせてくれてありがとうございます。
私も子どもが好きなことは気づかせてあげたいし、それを続けられるサポートをしたい。
 
未だに、夏休みのたび、ホットケーキを焼くたびに、先生のことを思い出します。
あ、今は1カ月に1度程度なのでご心配なく♡

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