見出し画像

シティリーグシーズン3優勝! 悪ニンフィア

 初めまして。うみすけです。
 7/4(日)に行われたシティリーグ出張版in東京 にて、「悪ニンフィア」を使用して優勝することができました!

 すでに摩天パーフェクト・蒼空ストリーム環境ではありますが、せっかくなので、備忘録も兼ねてnoteという形で選択経緯などを残したいと思います。

デッキ選択意識

 今回、デッキ選択時に意識していたところは3点です。

①どんな相手に対しても一定の対処・プランニングができる
②「黒馬バドレックス」「連撃ウーラオス」に対する明確なプランがある
③プレイングに再現性があり、高すぎるレベルを要求されない

①どんな相手に対しても一定の対処・プランニングができる
 今の環境は、どのデッキも一定以上の強さを持っていて「何握っても基本的に肯定される」という風に自分は捉えていました。裏を返せば「相手に何が来ても対処する必要がある」ということを最初に念頭に置き、爆発力よりも対応力を優先したデッキを選択することを第一前提としました。

②「黒馬バドレックス」「連撃ウーラオス」に対する明確なプランがある
 何を握っても肯定されるとはいえ、その中でも比較的シェアを多くするだろうと考えていたのが、他と比べてさらにデッキパワーの高い「黒馬バドレックス」「連撃ウーラオス」の2デッキでした。なので、これらのデッキに対してはある程度有利にふるまえるデッキ選択をしたい、という意思がありました。
 ちなみに、次点では「悪パーフェクション」「一撃ウーラオス+ブラッキー」が多いと予測していました。

③プレイングに再現性があり、高すぎるレベルを要求されない
 他人と比べると練習に割ける時間が多いとは言えなかったため、序盤の展開が容易であるデッキ選択をしたい意思がありました。例えば一撃ウーラオス・ブラッキーのデッキは、ベンチを満足に展開できないときにブラッキーとデルビルのどちらを優先するか……のように、正解のない中を探すことになる進行があり、これらを極力避けたかった次第です。

 この3点を踏まえたとき、

①どんな相手に対しても一定の対処・プランニングができる
 ・ニンフィアが2エネで190-220をコンスタントに叩き出せる
 ・リボンバッチによってHP-サイド比で大きなアドバンテージをとれる
 ・キョダイレンゲキによって、サイドアドバンテージを得やすい
 ・弱点を突かれる場合でも、アタッカーを切り替える余地がある
②「黒馬バドレックス」「連撃ウーラオス」に対する明確なプランがある
 ・ガラルファイヤーを採用すれば、バドレックスに有利に振舞える
 ・ウーラオス族はニンフィアで弱点が取れ、こちらもレンゲキが狙える
③プレイングに再現性があり、高すぎるレベルを要求されない
 ・ドリームギフトと連撃サーチによって2ターン目を柔軟に迎えられる
 ・リボンバッチによって、後攻でもサイド損を低めに抑えられる

というように、個人で設定していた3条件を悪ニンフィアはクリアしていること、シティの3週間前に参加した自主大会でもニンフィア+ウーラオス(※自主大会当時はファイヤー無しのデッキ)を使って手ごたえを感じていたことから、悪ニンフィアを握ることにしました。

 ちなみに同条件を満たすデッキとしては、より攻めの意識が強い「悪パーフェクション」も挙げられます。理想ムーブを行えた際のリターンは圧倒的に悪パーフェクションが上ですが、TAGTEAM主体でありHPが低く3-3プランを相手に許しやすいため、自分は「攻勢の悪パーフェクション」「守勢の悪ニンフィア」という捉え方をしています。

デッキ内容と採用枚数について

画像1

ニンフィアV/VMAX 3-2
 デッキの主役。今回はファイヤー系の枠のためにVMAXを2枚にしていますが、3枚にすることでデデンネの巻き込みなどがケアでき、VMAXを2体立てる動きがとても安定します。
 レシピ次第ではVを2枚にしている人もいますが、「スタートしたい意欲がとてもある」「VMAXの単体性能が非常に優秀である」という2ポイントから3枚採用です。

れんげきウーラオスV/VMAX 2-2
 サブアタッカーというには強すぎる存在。主な役割は「1ターン目にニンフィアにエネが貼れなかった場合、疾風突きでしのぐ役」と「中~終盤にキョダイレンゲキの圧力をかける役」です。メタられる側のカードなのもあり、出しゃばってほしくないので2-2。

ガラルファイヤーV 2
 上の2匹のみだとあまりにも黒馬相手が厳しすぎるので投入された存在。ニンフィア自身がリボンバッチで2-3-3のサイドプラン押し付けをしやすいこととあり、たいていの試合では本当に置物です。黒馬相手では光り輝くのと、「エネルギー付け替え」によるキョダイレンゲキの即起動が主な役割。

テッポウオ/オクタン 2-2
 このデッキが円滑に回ってくれる立役者。最初のターンでは確実にニンフィアとセットで立てたいですし、立てられたら大体なんとかなります。

デデンネGX 2
 1~2ターン目にほぼ確実にデデチェンジするので2枚。

メタモンV 1
 自分の大好きカードです。ニンフィアで戦う時には、ベンチのノーマル枠を担当しつつ次のアタッカー準備にもなってくれるので、ベンチタイプを被らせたくないニンフィアに最適な1枚です。1エネついたメタモンがいると、V変化→ウーラオスV→VMAXに進化してキョダイイチゲキ、という圧力もかけられる他、対黒馬戦でガラルファイヤーを確実に3回押し付けられるのもポイントです。

ワタシラガV 1
 ニンフィアプランの場合、相手に与える打点を散らせたくないため、ボスの指令にクイボから触れる枠として超欲しい1枚です。

クイックボール-ポケモン通信-しんかのおこう 4-3-2
 初動で大きく展開したいため、クイックボール4は確定。通信とおこうに関しては大きく安定を取るなら6枠あってもよいです。
 今回はニンフィアVMAX・連撃ウーラオスVMAXの枚数を絞っているので、山に逃がしやすいように通信を3枚にしました。1ターン目のドリームギフトではしんかのおこうを持ってくることが一番多いので、おこうを3枚にする構築も十分に肯定されます。

エネルギー付け替え 2
 「ダイハーモニー及びキョダイレンゲキを唱えるには手張りが2回必要」という欠点を補ってくれるカード。一見爆アドですが、順調な試合運びができている限り手張りで十分間に合うため、厚く採用する必要はないと考えています。終盤までに1枚持ってこれればOKと考えて2枚。

ポケモン入れ替え-ふうせん-みずのとう 2-1-2
 基本的に、有利なポケモンを早急に押し付けたいため、入れ替え手段を厚めに積んでいます。

リボンバッジ 2
 元々の構築ではツールスクラッパー等ではがされてもほぼ確実に1回は使えるように3枚にしていました。が、環境的にグッズ妨害札の採用率が下がっていたこともあり、2枚で十分としました。

リセットスタンプ 1
 基本的に先行したいデッキなので0でも良いですが、初動でニンフィアにエネを張れなかった場合などに後手に回りうること、キョダイレンゲキで逆転するプランがデッキに存在することから、リセットスタンプをお守りとして1枚だけ入れています。ここは0~2の間で自由にして良いと思います。

博士の研究-マリィ-コルニの気合 4-2-2
 ドローサポート枠に8枠。連撃エネルギーを気合で持ってこないといけないシーンがそこそこあるため、ドロー枚数最強の博士を4枚。事故回避を主目的として、連撃サーチから持ってこれるコルニを2枚。残りマリィという感じです。

ボスの指令 3
 デッキの性質上、無駄な攻撃を最小限にしたいこと、220点という打点の「Vポケモンをほぼ一撃で倒せる」強みを最大限に活用するための3枚。

れんげきエネルギー 4
 強いカードでコンセプトに強く影響するので当然の4投。

基本悪エネルギー-キャプチャーエネルギー 5-2
 初動で一番強いムーブである「ニンフィア+テッポウオ展開」をサポートするために、6枚目のクイックボールとしてキャプチャーエネルギーを採用しています。「トキワの森」を入れて悪エネに寄せ、キャプチャーエネルギーを採用しない構築もありますが、ニンフィア自体が前のめりに動くことでパフォーマンスを発揮するカードなので、最強ムーブの再現性を高めるためにもキャプチャーエネルギーはできる限り採用したほう良い、と私は考えています。
 基本悪エネルギーはガラルファイヤーを起動するための超最低枚数のため、本当は6枚あったほうが良いです。

基本的なサイドプランとアタッカーについて

 動きとしてはメチャクチャ単純で、
  ・初動:ニンフィアに手張り+テッポウオ展開してドリームギフト
  ・中盤:220点の連打をボスの指令を絡めて押し付ける
  ・終盤:展開に応じてアタッカーを切り替えて勝つ
これに尽きます。

 220点はおおよそVポケモンをワンパンできるので、サイドプランはどんなマッチアップでも「2-2-2」と「2-3-1」が基本軸になります。ワタシラガを含めてボスに最大4回触れるので、「相手のベンチを読んでテンポを崩していく」ような思考で攻撃を仕掛けていくのが望ましいです。少し前の環境での「ビクティニVMAX」の指針と使用感としては近いかもしれません。

 また、このデッキの3種類のアタッカーの動かすシーンについて、軽く触れておきます。

ニンフィアVMAX
 コンスタントに190~220点を宣言でき、主要デッキの弱点を攻略でき、取られるサイドも減らすことができる優秀アタッカー。序・中盤で2回攻撃をし、Vポケモンを2体 or Vポケモン1匹を倒しつつVMAXに小突く、を目指します。鋼タイプ以外は無理なく相手でき、2匹目以降を立てるかは相手を見ての判断。
 220点を出すための5色ベンチ構成としては「オクタン」「デデンネGX」「メタモンV」「ニンフィア・ウーラオス・ガラルファイヤーから2枚」が基本形です。なお、2匹目に関してはベンチを埋めること自体が敗着になりうるので、190点で我慢することも大事です。ベンチを1枠開けてもデデンネGX・クロバットVは倒せるので、うまくボスを絡めたいところ。

ウーラオスVMAX
 言わずと知れた省エネアタッカー。中盤ニンフィアを倒せる直前から動かすことが多いです。1匹目として動かすのは「相手が闘弱点中心のデッキ」か「1ターン目にニンフィアに手張りできなかった」ケースが主になります。基本的にはベンチで控えてキョダイレンゲキの圧力をかけるのが仕事。5色ダイハーモニー+キョダイレンゲキ=340点なので、VMAXを倒しながら120点を非Vに置いて勝ち切る展開を目指います。

ガラルファイヤーV
 ニンフィアVの強さは「相手の攻撃を1回耐えるのに、打点はそこそこ高くて取られるサイドが少ない」という部分にあるため、こくばバドレックスのような青天井火力のデッキは、ニンフィア(及び弱点を突かれるウーラオス)にとってしんどいです。
 そこを解決するのがガラルファイヤーV。こくばVMAXを一撃で倒せるほか、相手がマホイップ型だった場合はニンフィア+ボスの押し付けを強く機能させることができ、優秀です。
 悪エネが絞り気味でもあること、前2匹に比べるとカード単体でのパワーは劣ることから、このデッキではこくば以外ではほとんど動かさない想定です。

当日のマッチング

①一撃ウーラオス+ブラッキー 先WIN
 こちらニンフィア・相手一撃ウーラオススタート。先行2ターン目でしっかりサイド2枚取れたので、攻撃回数的にサイド3-3でとられなければ大丈夫な試合運びに。ブラッキーVMAXにダメージを載せつつ、相手が後から展開した一撃ウーラオスを丁寧にボスの指令で倒して勝ち。

②悪パーフェクション 先LOSE
 こちらニンフィア・相手ニューラスタート。最初のターンで連撃ウーラオスを置けず番を返すと、相手はナツハチ絡めてしっかりと邪炎+手張り+ニューラ2匹展開を決める。2ターン目にガラルファイヤーに触れるためのボスが引けず、リボンバッチにも触れず、返しに6エネデッドムーンを唱えられてサイド3枚を失う(ここプレミで、ニンフィアで殴らず後ろに下げてデデンネを差し出すべきでした)。そのままずるずると負け。

③連撃テンタクル 後WIN
 こちら連撃ウーラオス・相手マーイーカスタート。先2で相手がウーラオスを倒しに引きに行ったが、結局技まではたどり着けずエンド。展開の過程で仕方なくベンチに出していたオドリドリをボスで倒す→キョダイレンゲキでオクタンとチラチーノを倒す、という形でドロソを絞って勝ち。

④悪ニンフィア(ミラー) 先WIN
 こちらニンフィア・相手連撃ウーラオススタート。お相手はニンフィア2投だったようで両方がサイド落ちしてしまうというハプニング。出てきたVポケモンを育つ前にボスで取り続けて勝ち。あんまりミラーやりたいデッキではないんですよね……

⑤モスノウホエルオー 先WIN
 こちら連撃ウーラオス・相手デデンネスタート。よくわからなかったのでとりあえずニンフィアを準備すると、ホエルコ・ユキハミが登場して非エクと判明。オドリドリは出てくるだろうことを踏まえて、デデンネ-オドリドリ+キョダイレンゲキorV・GXのサイドプランを立てる。デデンネを取り、出てきたオドリドリをボスで取った返しのターンで手札補充のためにクロバットを展開されたので、ボスでクロバットを呼び出して勝ち。

ここまでで、予選7位で決勝トーナメント進出

準々決勝 黒馬バドレックス 後WIN
 こちらテッポウオ・相手黒馬バドレックススタート。ようやくの黒馬マッチ。相手は風船だけ貼ってエンド、こちらは手張りで番を返すお見合い対面。2ターン目に博士の研究→霧の水晶とされたので、「ゲンミミ出されたら負けだな……」と思っていたら、どうやらピン刺しサイド落ちのようでゲームが続く。トップがデデンネだったので何とか復帰でき、ガラルファイヤーを立てつつボスでエネの多いところから攻めて勝ち。初動事故があったといえ、10%に助けられました……

準決勝 黒馬バドレックス 後WIN
 こちらニンフィア・相手ゲンミミスタート。初動でデデンネ回して「リボンバッジ」「オクタン」「ガラルファイヤー」まで完璧に揃え、先2ホラーハウスをもらっても問題ない盤面を構成。途中、雪道を張られたりしたがオクタンによって即破壊しつつ、相手もエネルギーを思うようにつけられなさそうだったので、エネルギーの多いポケモンを攻めて勝ち。

決勝 連撃ツインテレオン 後WIN
 こちらニンフィア・相手メッソンスタート。初動でメッソンに連撃エネルギーだけつけて返したのでマジカルショットで勝てる状態になったが、デデンネ・ワタシラガを合わせて12枚山を掘るも引けず、順当に試合をすることになる。相手の「どんどんよぶ」でインテレオンVが1枚しか出なかったので、そこをボスで攻め立てて相手の攻撃開始を1ターン遅くしたのがターニングポイント。そのあとの展開は若干ズルズルしていたが、なんとか押し切って勝ち。

シティリーグ優勝!

終わりに

 マッチ運や引きの運が全体的に良かったことが大いにありますが、全体を通して「2ターン目に相手のVを取る」「こくばにはガラルファイヤーで対処する」といったプラン通りのムーブを遂行することができ、最初のデッキ選択経緯の考察が環境にばっちりはまったことが何よりもの勝因だと思っています。

 摩天蒼空環境では、新たに青天井のレックウザVMAXと特殊エネ無効のジュラルドンVMAXが登場し、ニンフィアVMAXにとっては完全なる逆風になってしまいました。(※一応、レックウザの方は五分~微有利程度はあることが後から判明しました)
 実際、JCSに出れていたら、自分はジュラルドンのデッキを握っていこうと考えていました。

 それでも、環境の中心にいるこくばバドレックスや連撃ウーラオスに対して有利に振舞えて、それ以外のデッキに対しても高い対応力で対処できるのがニンフィアデッキの魅力だと思います。何より、相手を見てから微妙に攻め方を変えて勝ち筋を探していくムーブが気持ちよく感じられるデッキです。

 よかったらぜひ、ニンフィアデッキを試してみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?