古都

小説/音楽/映画/ライター/INFJ-T

古都

小説/音楽/映画/ライター/INFJ-T

最近の記事

大切な人が幸せでいてくれることが、何より大切|【映画】THE PARADES

Netflixでずっと観たいと思っていたけど、 なかなか時間をつくれず、ようやく今日鑑賞できました。 THE PARADES。 死者と生きている者とを繋ぐ物語です。 ストーリーは言わずもがな、儚く綺麗なもので、 美しいカットも多く心が浄化された。 先に死んでしまった人が願うのは、 残っている大切な人の幸せなんだろうなと。 映画のなかの死者を通して、また、 映画を観て自分自身と照らし合わせていくなかで、そう思った。 亡くなった私のおばあちゃんも、 ひいじいちゃんもひい

    • 音楽を懐かしむ瞬間

      後部座席から何度も耳にした 両親が好きな歌を 15年経った今でも口ずさむ あまり知られていない あのアーティストのマイナーソング あまりみんなが知らない、自分だけが知っている、 割と有名なアーティストの曲って、あったりしませんか? 幼いころに両親が運転する車に流れていて、 いつの間にか好きになって口ずさんでいた曲。 大人になった今でも好きなプレイリストに入っていて、 聴くと落ち着く。 今まで何十回聴いてきたのだろうと思うけど、 それでもまた再生してしまう。 記憶とともに

      • 【2024年の目標】自分の幸せの近づくための一年に

        はやい、もうすぐ2023年が終わる もう気づけば12月10日。 もうすぐ2023年が終わる。 年末になると色々整理整頓したくなります。 という訳で、週末の日曜日の昼下がり、 近くのパン屋で買ったパンを食べた後、 2023年の振り返りと2024年の目標を立ててみた。 振り返りと目標立てって、大事 小学生の時から振り返りと目標設定を経験するけど、 大人になってその大切さに改めて気が付く。 そんなことしなくても自分のことくらいわかるよ、大人なんだし。 と思っていた時期もある

        • スノードーム

          スノードームが好き 昔からスノードームが好き。 24歳になった今でも好き。 小さな球体の中に、家や雪だるまやサンタさんがいて、 振るとキラキラ輝く雪がその世界を舞って、 一気に銀世界が広がる。 手を止めるとやがて宙を舞った雪は重力に負け、 次々と地面へ帰る。 そうするとまた、私はキラキラな世界を見たくて、 雪を降らせようとする。 自分だけの世界 なぜスノードームが好きなんだろう? 今更ながら今日そんなことを考えた。 答えはきっと、私も自分の好きなものだけで過ご

        大切な人が幸せでいてくれることが、何より大切|【映画】THE PARADES

          人を支えてきた希望を失う気持ち|【小説】推し、燃ゆ

          宇佐見りん先生の「推し、燃ゆ」を今更ながら読みました。 推し活を生きがいとして、生きている少女の物語。 私も高校~大学時代、あるグループが大好きで大好きで、 暇があればTwitterを見て、推しに関する情報を集めて。 推しがでる番組は全部チェックして、 初めて見た推しの画像は、専用の画像フォルダに保存して。 待ち受けはもちろん推し。 自分の部屋には推しのポスターが貼って合って、朝起きたとき、寝る前に見て癒される。 日々の一喜一憂は推し次第だった。 それこそ、生きがいが

          人を支えてきた希望を失う気持ち|【小説】推し、燃ゆ

          二度と戻れない、儚く美しい中学時代|【映画】ラストレター

          脚本/監督:岩井俊二 松たか子、広瀬すず、森七菜、福山雅治、神木隆之介を中心とした、 手紙の行き違いから始まる、世代を超えたラブストーリー映画をご存知ですか? 映画「ラストレター」を初めて見たとき、 その切ないストーリーや、各登場人物が抱える想いに、 儚さやもどかしさを感じましたが、何より、 一番心に響いたのは、遺書として美咲が残していたラストシーンの手紙です。 美咲の遺書となった、最後の手紙を下記に綴ります。 社会に出て、目には見えない仕事ができる人できない人の境界

          二度と戻れない、儚く美しい中学時代|【映画】ラストレター

          歩幅

          あなたと私の一歩の幅は、全然違う。 あなたの一歩が、私にとっての2歩くらい、私は歩幅が小さいしペースも遅い。 どんどん私は置いて行かれる。 「置いていかないで」 私は早歩きで追いかける。 あなたは振り返って、遅れる私を待って、 歩幅を合わせて歩き出してくれる。 あなたに合わない歩幅で歩いているのがおかしくて、 顔を見合わせて笑い合う。 あなたの歩幅が私の歩幅に。 私の歩幅があなたの歩幅に。 空が夕焼けに移り行く、夕暮れ時の商店街。

          こころを何に例えよう

          最近人気アーティストによるジブリ楽曲のカバーアルバムがリリースされましたが、なかでもやっぱり、ゲド戦記の「テルーの唄」は大好きです。 私は一人の時間が好きだけど、ぼーっとすることは苦手で、 常に何かを考えてしまって、一人で考え付かれることが多々。 そして日によって、寝る前にちょっと病むこともあったり、 かと思えば次の日の朝は、落ち込んでたことをすっかり忘れて元気だったり。 日にって考えていることや抱いている感情が違う人間だから、 ”こころを何に例えよう” そんなことを

          こころを何に例えよう