令和の米騒動、米不足への不信感を書き捨てる
令和の米騒動とやらで、一部地域ではお米が買えない状況が続いているようだ。
幸いなことに、私が暮らす地方都市では、お米は店頭にある。一瞬店頭から消えたが、一昨日買い物した時には、いつもより種類は少ないとはいえ、普通に販売されていた。令和5年産地元のお米。今年の新米ではない。
昨年は、夏の暑さによる高温障害から1等米の比率が低く、さらに精米したときに割れが発生しやすいことで歩留まりが悪いことは、言われていた。
毎年8月といえば、1年で一番お米の在庫が少ない時期であり、そこに南海トラフ云々でパニックった方々が買い占めなのか、買いだめなのかされたようなので、一時的にお米が店頭やネット販売から消えたりすることに驚きはない。
ただ、メディアの煽りは異常であり、それに煽られたのか、どうしてもお米が必要なのかわからない人々が「お米がない」「お米が買えない」、「政府が悪い」など大きな声をあげるため、ますます厄介に。
予想通り、メルカリでは、送料込みとはいえ通常価格の2倍程度、5kgで4~5,000円のお米が大量に売り買いされている。
どうもきな臭さが残るところに、カリフォルニア米がどうのとの記事も見かけた。あちらの大国からの圧なのか、属国の官僚や政府の忖度かはわからないが、微妙に納得。
でも、タイミング的にはよろしくない。1ヶ月も待たずに新米は店頭に並ぶだろうし、今から大国から輸入したところで、間に合わないでしょう。なにか、モヤっとしたスッキリしない不信感ばかりが残る。そして、誰得なのかを、しばらくぼんやり考えていた。
そんな時に目にしたのがこちら↓
かなりざっくりまとめると
・過去に小泉進次郎氏が、農林中金は資金運用し利益ばかりを追求していると批判したが、その利益は農協の赤字補填に使用。その農協が農家に補助金を出すため、事実上の農業補助金として機能している
・欧米系とは異なる、巨大な独自マネーであるため、欧米資本からしたら目の上のコブ
・弱体化を目指すために、日本国内からの農協批判を利用
・株式会社化してもらえば、欧米資本が大量の株式を保有することで事実上傘下に納められる
・日本の農業は補助金まみれと国内批判を強めることは、農家への補助金を減らすことになり、結果的に食料自給率が弱体化する
郵貯マネーの再来です。
カリフォルニア米の輸入強化もあるかもしれませんが、欧米マネーと言われたらこの国に勝ち目はない。自国のインフラでさえ気軽に売り渡す国ですから、食料であっても同様。
民間企業でも、なにかのきっかけでやられます。欧米マネーに加え香港系投資ファンドにも狙われています。
どこかのサプリメントは記憶に新しいが、人気のお菓子や和菓子で不祥事があった際にも、終わってみれば、、、
ただ、残念なことに、これに関しては、いくら私が小さな頭や胸を痛めても解決することはできない。だから、悩みには当たらない。楽しいことではないが、感情を揺さぶられエネルギーを浪費する方が無駄である。
この国は変わらない。
この国では勝てない。
それでも、今までのどんな時代よりも、時代は良くなっている。今のところは、、ね。
上記の記事を書いた篠原信氏といえば、私はこの本が好き。