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3-8.いまさらきけない方程式(1次方程式の解法⑤入れ替わりの術)

いきなりですが、
例1.方程式 12=4x を解いてみてください。


学年に限らず、移項を使って次のように解く人が多いようです。
-4x=-12,
x=3.
このとき、4x=4・3=12となるので正しいことが判ります。

この方法で間違いありませんが、こういう解き方もあります。符号がマイナスにならないようにできるのが、いいところです。

a=b⇔b=a(反転、反射、入れ替わり)
は認めてくれますよね。等式を扱うときに、私はよく使います。でも、指導している生徒のほとんどすべてはこれを使わずに「移項」を多用しています。等式変形をするときにとても有効なんだけどね。

解答例 12=4xを反転させて,4x=12.よって,x=3.

例2 方程式 7+2x=8x-5 を解てみてください。


答えは,x=2です。
解答例 7+5=8x-2x,
12=6x,
6x=12,
x=2.…答え
このとき,元の方程式の左辺=7+2・2=11,右辺=8・2-5=11
となり,与えられた方程式を満たす.■

実際に解いているときには,7+5=8x-2x とは書かずに,
8x-2x=7+5 と書いています。難しいことはなく,移項の式を書くときに右辺を先に書いているだけです。実際にやってみると、簡単に書けることが判ります。理屈の上で、反転を使っているのです。エックスの符号がプラスだと計算ミスが減ります。

この反転法は、また別の機会に説明すると思います。▢

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