「だから、明日のことを思い煩うわずらうな。

明日のことは、明日自身が思いわずらうであろう。
一日の苦労は、その日一日だけで十分である。」

(マタイ6:34)

今日一日の枠に生きることが出来ないのが人の常です。


先のことを考えて不安心配になり、体を壊すことは人は得意です。

まだ来ない先のことを思いわずらい、胃が痛む人などザラにおられます。


先のことを考えて思わず楽しい想像をするのはダメでしょうか?


こういう人がいました。

吉祥寺でエステのビルを経営したいという女性がいました。

彼女の夢を叶えるには20億の資金が必要で、今現在資金力のない彼女はビルを持つことを20年後の目標にしていました。

彼女がその夢を語るときに、聞く人は応援したい気持ちにはならず、とても重たい気分になったそうです。

たまりかねて、ある人が「そんな聞いてて辛くなるような夢はやめるか、考え方を変えろ」と忠告します。

その夢、20年後と考えてるから辛くなるんだ。

20年経ったら自分はいくつになっているんだ…


今お金がなくても、そんな物件が無くても、

今、かなった

と彼女は思うように変えました。


それから実に不思議なことが起きます。

たまたま飲み屋で隣に座ったおじさんに彼女は夢を語ったそうです。

そのおじさんは「自分は不動産の仕事をしてて都内にビルを三百持ってるけど、吉祥寺の方にも持っているよ」

それを聞いた彼女は思わずおじさんに

「あなた、ビルを三百持ってるの?じゃあ、ビル一つ頂戴!」

と詰め寄ったのです。

彼女の気迫に押されたおじさんは思わず

「ビルはあげれないけど、吉祥寺で売ろうと思っているビルが一つある。

ただ、そのビルは英会話の教室にツーフロアを二年契約で貸しているので、すぐに出ていってもらえないので、空いてるスリーフロアを二年の間あなたに貸してあげる。

敷金、礼金、家賃は要らない。

二年後に現状のまま出てもらえばそれでいいから。」

こうして彼女はそのビルのスリーフロアをただで二年間借りることが出来たのでした。(実話です)


この話のポイントは彼女は夢を二十年先に叶えるのだという夢を今叶ったと思ってそのあり方で考えるようになったことです。

今、吉祥寺でエステのビルを持っているのだという想像をするようになったからひと月後に起きたことでした。


やりたいこと、

実現したいこと、

将来こうなったらいいなぁ

と思うことはすべて、今かなったと楽しい想像をすること。

その時、みぞおちが緩んで、肩の力が抜けてフワーとして心地よい気分になっています。

「快」の状態です。

その時に両手につかんでいたものを手放しています。

手が空いたから新しいものをつかめる人になっています。

ある意味、天にお任せです。


今日は、今を生きるということ

願い事、叶えたいこと、夢も今叶ったと思うこと

について書きました。


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