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カツオにいる寄生虫

【カツオ】

カツオには
数種類の寄生虫がいる



一枚目

テンタクラリア
カツオを三枚に卸した時にみられる
米粒のような物質
これはテンタクラリアと言って
サバや
主に3月から4月に取られる初鰹に寄生される



テンタクラリアは
主に腹骨 筋肉に寄生

仮に食べてしまったとしても
人体には無害であり寄生される事はない

ただ客に提供する場合は
確実にクレームが来るので
必ずとるようにしよう。






二枚目の写真は
アニサキス

有名で知らない人はあまりいない

糸状で幼体の時に食べた場合は
便として排泄される事もあるが
体内で成虫へ育ってしまった場合は寄生される可能性がある

嘔吐 激痛等が走り
内視鏡での手術が必要

尚 アニサキス症を出した飲食店は
営業停止となる可能性が高い

応急処置として
正露丸を飲むと 痛みが和らぐらしいが
この辺りは眉唾物で
ネットの噂の可能性もあるので
大人しく病院に行く

捌いて目視出来る限りは
必ず取り除く

筋肉に寄生している場合もあるので
生食はリスクが高い

アニサキスの死滅は
60℃以上の加熱が必要
なおカツオのタタキは
表面しか炙らないので
完全な対策にはならない

-20℃以上24時間以上の冷凍で
アニサキスは死滅するので

安全面から考えると
ヒスタミン対策も兼ねて買ってすぐに
捌いて冷凍が必要

なお
から揚げにしたり煮付けにすると
アニサキスは完全に死滅するので大丈夫

焼津でとれたカツオは-35℃から-60℃と超低温で冷凍されたもので売られてるので
赤身も残され
アニサキスも死滅し
比較的に赤身の生食でも安全とされている。



三枚目は
ブリ糸状虫
主に ブリ ハマチ の筋肉に寄生しているが
希にカツオにも寄生している事がある

人体には影響はないが
グロテスクなので
すぐにピンセット等で取り除く

虫に喰われた部分は
ずるずるになってるので
この部分は包丁で取り除く

天然ブリ等は
捌いてる時
お造りにしている段階でみられる

生理的に受け付ける人は
ほぼ皆無なので必ず取り除く

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