【無料・予想】葵S(G3)R5.5.27

予想のポイント

・3年ぶりに京都開催
・Cコース替わり、高速馬場で内枠先行有利と推測
ナスルーラ系の血が好相性
 18年:9人気1着ゴールドクイーン
   (父シニスターミニスター)
    6人気2着ラブカンプー
   (父ショウナンカンプ)
 19年:13人気2着アスターペガサス
   (父母父、父父母父、母母母父に同系統)
・2013~2018までの8年間で1~3枠が7勝8枠は16頭全てが馬券圏外
・重賞昇格後の京都開催3年で距離短縮馬は5頭馬券になっているが、そのうち5頭すべてが芝1200mでの勝利経験があった

予想印

◎ビッグシーザー
〇トールキン
▲ペースセッティング
△ルガル
△ヤクシマ
△アンビバレント
△トラべログ
△ブーケファロス
☆カンチェンジュンガ

各馬考察

◎ビッグシーザー

1200m戦で目下4連勝中。中京・福島・阪神と異なる特性を持つ舞台で、それぞれ完勝し続けている点も素晴らしい。中京の未勝利戦でレコードを記録しているように高速決着も問題なく、ラップを見る限りではスプリント戦で要求される追走力、スピードの持続力も高い。血統面も父方はこのレースと相性抜群のナスルーラ系であり、サクラバクシンオー、ビッグアーサーと続く名スプリンターの血筋。母父にStormCat系が入りスピードを強化されており、高速決着の1200mという舞台には申し分ない血統。枠も文句なしの1枠2番で先行力も十分、抜けた人気は承知で本命。

〇トールキン

前走のマーガレットS(L)では最内枠から出遅れ、道中では控えようとした鞍上と喧嘩して終始ロデオ状態と、ちぐはぐな競馬になって6着。一方で平坦・右回りの小倉で気持ちよく先行したレースでは高いパフォーマンスを見せており、特に2走前のかささぎ賞(1勝クラス)では道中3番手から抜け出し、最後は後続に3馬身差をつける完勝。この時の勝ちタイムは1分8秒3と優秀で、葵Sでも十分通用する水準。世代限定のスプリント重賞という特性を考えれば、ダイワメジャー産駒の早熟性と前向きさもプラスに働くのでは。もちろん課題も多い馬だが、能力高さを踏まえれば妙味は最も感じる1頭。

▲ペースセッティング

シンザン記念(G3)で2着、京王杯2歳S(G2)では勝ち馬から0.2秒差の4着、こうした実績を考えれば能力は上位。前走のファルコンS(G3)は大敗したが、重馬場で参考外。今回は初勝利を挙げた9月の未勝利戦以来の1200m戦となるが、そのレースでは1分7秒9という好タイムで後続に3馬身をつけて快勝。何よりそのレースで倒した相手が今回人気を背負うビッグシーザーであった。父・母父は共にイギリスのスプリント戦で活躍した馬であり、血統面からも距離短縮は良さそう。

△ルガル

芝の1200mで勝ち鞍が無い点が気がかりだが、2走前の1勝クラス(京都)では期待馬アルーリングビューとハナ差の2着。次走の橘S(L)で不良馬場ながら5馬身差の圧勝を見せたことを考えれば能力が高いのは間違いない。2走前に見せた高速馬場での走り、近2走の京都適性、最内枠から先行可能な点から軽視はできず(渋々)抑え。

△ヤクシマ

近2走はタフな馬場に泣いているが、3走前のクロッカスS(L)では高速馬場で高いパフォーマンス。新馬戦は1200mで勝利しており、スプリント適性もあり。内枠先行勢という点も加味すればチャンスはありそう。

△アンビバレント

前走は不良馬場の中で積極果敢に逃げを打ち、後続に0.6秒の差をつけ完勝。それ以前の戦績がダート戦のみであり、正直なところ高速馬場への適性は未知数。それでも抑えるのはテン1ハロンのタイムが出走馬中最速だから。陣営のコメントからもハナに拘る競馬をするはず。京都開催の葵Sは逃げ馬の成績が(3-2-0-3)と抜群であり、逃げ粘る可能性が捨てきれず抑えに。(前走はスポット騎乗の森泰斗が抜群に上手かっただけかも…)

△トラべログ

新馬戦は1200mで勝利、続く菜の花賞(1勝クラス)でマイルも勝利して無傷の2連勝。重賞初挑戦となった前走のフィリーズレビュー(G2)では惨敗したが、先行勢には厳しい流れで参考外。まだまだ底は見せていない。血統面は父グレーターロンドンがディープ系ながら短距離向きの産駒を多く輩出、母父に入った米国型のアフリートで短距離向きの持続力は補強できている。母母父には当レースと好相性のナスルーラ系・コジーン。

△ブーケファロス

外枠、差し脚質で非常に手が出しにくいが、OPでしっかりと実績を残している点と、何より父系がナスルーラ系のサクラバクシンオー→ビッグアーサーのラインである点を評価。

☆カンチェンジュンガ

前走の1勝クラスでは出遅れて後方からの競馬を強いられたが、馬群を縫いながら末脚を伸ばして完勝。フルゲートとなる今回、うまく中団内側で脚を溜めることができれば面白いのでは。キャリア5戦の全てが稍重or重馬場であり高速馬場への適性は本当に未知数。父ビッグアーサーである点はもちろん高評価。



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