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30年間生きて来て、「後悔する悔しさ」を今さら知ったアホな社長が、決意表明をします。

初めまして。京都で、ホテルと飲食店を運営しているジャパンリゾート株式会社 代表取締役の松下 美耶と申します。

みなさんご存知の通り、「コロナウイルス(COVID-19)」のパンデミックにより、今、世界中がパニックになっています。コロナウイルスによる死者数は、世界で4万人を超えました。日本でも、いつ爆発的に感染者が増え、医療崩壊するかわからない。という大変恐ろしい状態です。

私は、会社の代表として、ホテルと飲食業で、京都に来る観光客の方々に楽しい時間を提供すべく、日々事業活動をしていました。それが今年の1月末ごろ(中国の春節あたり)から、じわじわと影響が出始め、気付いたら、私ではどうすることもできない力でねじ伏せられていました。

悔しい。めちゃくちゃ悔しい。経営者として、なんとか事業活動がもう一度出来ないか。このまま経済が死んだら、スタッフを始めとした私たちの生活はどうなるのか。なんとかしないと。お客様に来ていただかないと。

でも一方で、人として、このウイルスと1秒でも早く共存できる方法を見つけなければいけない。そのためには、経営者としての事業活動の手を休ませないといけないのではないか?今は世界が一つになって、みんなで我慢をすべきではないのか?

どのようにも言い表せない、いろんな感情が渦巻きました。

「経営者として、もっと判断力があれば。」

「オフライン以外でも利益が出る仕組みを作っておけば。」

「不況でも必要とされる事業をやっておけば。」

今までの人生、後悔ゼロ!と言えるくらい、常に自分の生きたい道を選び歩んで来た私ですが、今回は本当に後悔が次から次へと、尽きませんでした。

なぜなら、私には守るべきスタッフがいるのに。でも、守れない。今の私には、何もできない。数日間、めちゃくちゃに落ち込みました。

これでもかと言うくらい落ち込んで、考え抜いて、そして、復活しました。

私には守るべきスタッフがいる。まだまだ社会に貢献したりない。もっと売り上げをあげて利益を出して、強い会社にしたい。スタッフが、うちで働いていることを、自慢に、誇りに思える会社にしたい。まだまだできる。まだまだやれていないことばかり。

そう思ったのです。

私だけだったら、確実に心がぽっきりと折れていました。絶対に無理でした。

きっと、私は私のためには頑張れない性分なのです。今回の件で本当によくわかりました。私は、スタッフや会社や社会のために頑張れるんやと。

もしかすると、綺麗事に聞こえるかもしれないんやけど、私は社長として今この状態で仕事できてて、本当によかった。と思っています。
社長として、スタッフや会社や社会の事も考えなあかん。だからこそ思考がどんどん深められるのが、本当にありがたいのです。
周りのおかげで、私は成長できてるなと、本当にそう思います。

たくさん後悔をしました。この後悔を必ず次に繋げてやるぞと決意しました。「こうやっとけばよかったな・・・」「こんな準備をしておけばよかったな・・・」今回そう思ったこと。今から、全てをやり抜きます。

もしかしたらこんな自体は100年に一度。もう永遠にないかもしれない。でも私は、今回の件で、「後悔する悔しさ」を知れたのです。

今もまだまだ、余裕で、めちゃくちゃ悔しいです。スタッフにも申し訳ない気持ちです。でも、もう二度と後悔しない。こんな悔しい思いは二度としない。次こそ、なにがあってもドーンと構えてられるたくましい女社長になってやる。

その思いを強くもって、ここに決意を宣言します。

実は、このnoteを書いたのには理由があります。

コロナの件でめっきり弱っていた私ですが、尊敬する経営者さんに教えを請うたり、補助金や給付金の情報を集めるべくここ数日ずっと社外にいて、スタッフには申し訳ないなと思いながらも、現場をほぼ留守にしていました。(こういう時こそ現場にいて私が元気づけないといけないのに、です。かなり反省しています。)

今日、数日ぶりに出社したら、うちのスタッフ達が

「今うちはどういう事を世の中にもっと発信していくべきか」「今来てくれているお客様に何をして差し上げられるか」を、とにかく一生懸命に話し合ってくれていたのです。

正直、涙が出そうになりました。(泣きそうだったので、そのスタッフたちとあまり話せずに出て来てしまう始末・・・すまん。)この子らのために、ほんまに私は命かけて頑張りきらなあかん。そう思ったのが、このnoteに決意を記した理由です。

とにかく、私はこれからも世界の色んなことに目を向けて、社長としてできること全てに、たくましく、笑いながら、立ち向かっていきます。

2020年4月3日 松下 美耶

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