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縁 YUKARI


図書館の書棚から選んだ本

小野寺史宜
縁 YUKARI

*️⃣概要、あらすじ
人と人はつながっている
たとえ、どこの誰だか知らなくても
2019年本屋大賞第2位『ひと』の俊英、会心作!

「親御さんと、こう、親しすぎるんじゃないかと」
室屋忠仁、38歳
少年サッカークラブでコーチの
ボランティアをしていたが

「こんなふうになるから
もう無理だって こと」
春日真波、28歳
デート中、鈍い彼氏にきつく
あたってしまったら

「おれなら土下座だってしますけどね」
田村洋造、52歳
25歳の息子が女子高校生と付き合い
その父親に呼び出されて

「何とかするよ。百万で、いいかな?」
国崎友恵、52歳
息子の就職の口利きのため
お金が必要に

人は人を傷つける
けれど予期せぬ「縁」が
それを救うこともある
地味だからこそ心にしみてホッとする
疲れたときこそ読んでほしい
あたたかな読後感!

*️⃣感想
いつどこで誰かと繋がっているかは
分からないけれど、もしかしたら
その小さな「縁」がそれぞれの人生を
変えることになるかもしれない
室屋忠仁から始まり春日真波・田村洋造
国崎友恵と繋がる
彼等はそれぞれに悩みがあり
脱線しそうな状況に陥るが
縁あってリペア会社に勤める
忠仁の店に立ち寄る
この小さな出来事が
彼等の人生のレールを軌道修正する
みんながそれぞれのバランス感覚で
一歩を踏み出さずにいてくれたことが
とても良くホッとしたε-(´∀`;)ホッ
読後感が良かったです

*️⃣おまけ
私の本棚の小野寺さん『ひと』

中古本なんですが

なんとサイン本Σ(Ꙭ )

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