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本屋大賞ノミネート作


図書館の予約本

寺地はるな
川のほとりに立つ者は

※概要、あらすじ

カフェの若き店長・原田清瀬は
ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける
松木の部屋を訪れた清瀬は彼が
隠していたノートを見つけたことで
恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに――
「当たり前」に埋もれた声を丁寧に
紡ぎ他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語

※感想

主人公カフェ店長・清瀬
恋人・松木に隠し事をされ信頼関係が
崩れる
しかし彼女も人を信頼仕切れず独り奮闘している
松木の過去
友人一樹(発達性読み書き障害)との
信頼関係から自分を見詰め直す

「川のほとりに立つ者は水底に沈む石の数を知り得ない」
この言葉が何度か出てくるが
終盤になるにつれ、この意味が
ハッキリとしてくる
知らないことを認める
知らなくとも知ろうとすることはできる
読み書き障害やADHDの発達障害
親子関係、いじめ、DV等
困難を抱える人はたくさんいる
どう向き合っていけばよいのか
考えさせられた
いっちゃんの困難に一緒に
立ち向かおうとする松木
清瀬が使えないバイトと忌々しく
思っていた品川さんも頭が悪い、怠けていると周りの人から見られていたが
事情を抱えていて徐々に品川さんを
理解しようとする清瀬
生きづらさについて様々な視点から
描かれていた
川のほとりに立ったなら
そっと水に手をつけて川底の様子を伺い知りたい

※おまけ

寺地はるなさんは好きな作家さんで

私が持ってるのは2冊です

この作品は9位だったかな
私的には、もっと上位でも良かったかな
(☝ ՞ਊ ՞)☝

もっとも4冊しか読んでないからかな
( ̄▽ ̄;)アハハ…



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