今日の1曲「かつて天才だった俺たちへ」Creepy Nuts
多分今ヒップホップユニットの中ではここ最近で1番有名なんじゃないかなあというCreepy Nuts
フリースタイルでなんども優秀掻っ攫ったR指定とDJ世界チャンピオンのDJ松永のユニットで、ラジオのトークもめっちゃ面白い。
ヒップホップだけどアングラ感が無いというか、キャッチーなメロディとそのメッセージ性でライト層にも聴きやすいから人気になったんじゃないかなあと思う。
で、この曲だけど帝京平成大学のタイアップ曲なんですね。
知らんかったよ。
僕未だにワンピースのキャラが「帝京平成大学ゥ!」とか言ってるイメージなんだけど。
あの頃のファミマはもう勘弁してくれってくらいこの単語聴いたよな。
歌詞とか知らずに適当に聴いてても聴きやすい曲ではあるけど、この曲は特に歌詞が良いんですよね。
歌詞っていうかリリックって言うべきか知らんけども。
昔はできたけど年とともにできなくなった…
みたいな哀しい「かつて天才だった俺たち」ではなくて、
何でもできる気がしてた子どもの頃のことを「天才」と表現してる曲です。
そのセンスが良いですよね。
曲の最初から歌われるのは、色んな現実を知っちまったからできなくなった小さな身近な出来事だったり壮大なこと。
そのあと歌われていくのも 自分で捨ててきた可能性 なんですよ。
そしてかつて天才だった俺たちは今や似たような形に整えられて見る影もない、と。
これだけ書くとネガティブな曲みたいだけど、「俺達は大器晩成」だ、まだまだ可能性は広がっているってメッセージがこのあと続いていきます。
このあたりをうまーく韻を踏んで、聴きやすいヒップホップになってるのが上手いよなあ。
あとこの曲で特徴的なのはなんと言ってもウッドベースですね。
イントロからガッツリ入ってきて、途中でもしっかりウッドベースが主張してくる。
あんまウッドベースが入ったヒップホップって少ないから余計際立つのかもしれんけど、やっぱこのウッドベースが良いですよ。
そんなわけで珍しく?ヒップホップ系の曲でした。
聴かず嫌いの人も、Creepy Nutsはとにかく聴きやすいから入口に良いんじゃないでしょうか。
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