統一地方選挙に向けて、投票率を上げるには

とある勉強会にて政治の話を聞いてきました。
非常に面白かった、といいますのは非常にフラットだったから。
講話者の思想や主義主張ではなく、公平な立場から
どうしていけば日本の選挙がよくなるのかという参加型の勉強会でした。

色々な気付きを得る中で

私も以前、ブログに書いていた『権利』と『義務』の話にも通ずるのですが
若者の投票率の低さについて少し気になりました。
どうせ自分の一票でなんて変わらないしと思っていると本当に変わらない。
若者が興味を示していないのなら議員だって若者に興味を示さない。
だっとそんな若者にうったえかけても、議員の欲しい『票』にならないんだもん。

若者はまず投票行かないといけない、若者が投票にいってくれるなら若者達からの票もほしいから若者目線の政策が出てくるんだろうなと感じた。

今日の講話者は日本のために投票率を上げたいお話をされていた。ここでの大きな問題はそんな投票率を本気であげたいと活動をしている人は今日の講話者以外にどれぐらいいるのだろうか。もちろん私もこの活動に非常に共感し、医療人ではあるが政治のブログを書いているのは応援も意味も込められている。しかし本気で動いている人となると…
世の中の政治家は実は投票率をあげることに必死になっていないのではないか。
先ほどの若者の話と同じで、もちろん今まで投票に行っていなかった人たちがどうすれば投票してくれるかも考えるではあろうが、エネルギーの使い方して、今投票してくれている政治の関心のある人の票を取りに行くほうがエネルギーは少なく済むでしょう。政治に興味なかった人に興味をもたしてその人が自分に票を入れてくれる可能性もあるけれど、敵の票が増える可能性だってあるのだから。

【投票率をあげるために私の思う対策】
考え方は二つあると思っている
一つは『投票に行かないと損』な人を作る。
一番良いのは政治家が損をするシステムでしょう。例えば投票率が70%にならないと選挙無効とする。そうなると立候補者は今ある票の奪い合いではなく今まで選挙に行っていない人へのアプローチをせざるを得なくなる。
次に考えられるのが有権者が損をするシステム。例えば税金として有権者からはあらかじめ1000円とか徴収しておき、選挙に行けばキャッシュバック。そうすれば行く人は格段に増えるだろう。それでも行かない人がいるなら金額を徐々に上げていけばよい。また一段と行かない人は減るだろう。金額に比例して選挙に行く人数は増えるであろう。
しかしこれが現実的ではないのは、これを決めるのが政治家と言うことである。
自分達が損をするようなことはまず決めない。また有権者に負担を強いるようなことを言うことは自分の票を減らしかねないので言わないであろう。

ではもう一つの考え方は
『投票に行っても意味がない』という勘違いに気付かせること
世の中の投票に行かない人は『どうせ俺の1票なんて』と思っている人も多いのではないか。そんな人に意味がないことはない説明をしてみたい。
例え今日お話と聞いた中で、投票したい人がいなくても行く意味がある話をしてみたい。少しリアルな数字に置き換えてみた。
2018年の熊本市長選挙の投票率はおおよそ31%
計算しやすく熊本市民70万人だとして投票したのは21万7千人。
仮に凄く人気のAさんが立候補していたとして、そのうちの70%の票を獲得したとします。30%が他の立候補Bさんの票だったとしましょう。
Aさんは約15万2千票獲得したことになります。
ここで今日の話では、この15万2千票が全投票の内の1/4以上でないと選挙無効という決まりがあるそうです。
そこで私はピンときたのですが。熊本市民で今回投票に行っていなかった人がもし何も書かずに全員が白票を投じていれば、間違いなく選挙無効です。
計算してみると今回選挙に行っていない約48万3千人のうち
あと約39万人が白票を入れていたら選挙無効である。
投票数の70%を得るような人気の人でさえ、みんなが選挙に行けば、今選挙に行っていない人がいれる人いないとでも良いのでちゃんと意思表示すれば、今の選挙を覆すことはできるんです。
仮に同じ70万人が31%の投票率で立候補者が4人いて票が分散したとしたならば1位の人でも6万票程度と言ったケースも十分考えられる。
そうなると仮定ではあるが今回選挙に行っていない約48万3千人のうち
約2万3千人が白票であれば選挙無効です。
無理だと思ってあきらめている、1票に力がないと思っていることが政治ダメにしているんだと思います。
立候補者が乱立し、票が割れていけばいくほど1/4に届かなくなります。あなたの1票の価値が高まっていくということです。
つまり多くの若者に言いたいのは立候補者が増え、投票者が増えるほど世の中を変えられるチャンスは増えるということです。
どんどん立候補者が増えてみんな選挙に行って頂きたいものです。

そしてもう一つ、今日大切なことを学んだのは『白票』です。
たとえば記入ミスや自分の名前を書いた場合には、せっかく行って書いたのに無効票にされてしまします。
しかし白票と言うのはちゃんと数えられるのです。選挙にいったけど誰も入れたくないという意思表示なのです。
白票であれば上記のどっちの立候補者も気にくわないからどっちも当選してくれるな、ができますが
何か違うことを書いてしまうと無効票として投票させしていないことになってしまうそうです。
みなさん、できることならしっかりと候補者を調べて誰かに投票して頂きたいです。しかし本当に投票したい人がいなくても、白票をいれる価値はあるのです。白票であってもしっかりとした意思表示。

今日のお話を聞いて…改めてみんなに投票に行って頂きたいと感じました。

自分達が住む地域、国のことだから自分達でなんとかしようよ。

大人だから(笑)←今日勉強会に来ていた人には分かる(笑)

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