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海外機関手口についての考察

こんにちはこんばんわ。
最近時間をかけて、先物手口の取りまとめを過去にさかのぼって行ってました。
そこで、今回は相関係数(r=1)を用いた海外大口機関の手口の癖の考察をさせていただきます。

はじめに

算出期間:2022.12限~2023.4限
対象:米国(全体)、欧州(全体)、
   アムロ、ソシエテ、BNPパリバ、
   シティ、BofA、ゴールドマン、JPモルガン、モルガン・スタンレー
手口:225Large(期先、期近)
           225mini(期近、期中、期先)
   225Large合計(期先+期近) ※合計とある場合は日々の合計
           225mini合計(期近+期中+期先)
   225Large累計     ※累計とある場合は過去からの合計
           225mini累計
   225累計(225Large累計+225mini累計)
   225合計(Large+mini(Large換算))
   225合計(Large+mini(Large換算)の累計)
   TOPIX(期近、期先)
   TOPIX合計(期先+期近)
   TOPIX累計(期先+期近)
   225合計(Large+mini(L換算))+TOPIX合計(期先+期近)
   225合計(Large+mini(L換算)の累計)+TOPIX累計(期先+期近)
比較対象:日経平均株価終値
算出方法:エクセルの相関係数(=correl)を使用し、平均値を算出

 結構大変でした….
全部載せても見にくいので、有意な差が見られたところを記載します。

各社相関係数について

アムロ

225Large合計(r)= 0.057、225mini合計(r)=0.12となり、わずかな差ですが、miniの方が株価と相関が高い結果となりました。
しかし、何回か相場と真逆にいかれてminiの平均値が下がっていることが多々あり、相場観的にはminiが順張り、Largeが裁定取引と思われます。
また、TOPIX累計(r)=-0.455となり、ほぼ裁定取引の可能性大です。

ソシエテ

ソシエテは、225Large合計(r)= 0.337、225mini合計(r)=0.0645です。アムロと逆ですね。

パリバ

パリバは、225Large合計(r)= -0.343、225mini合計(r)=0.036となります。こちらはアムロ型。
また、TOPIX累計(r)=-0.514となり、こちらも裁定取引の可能性大です。

シティ

癖強いです。225mini累計(r)=0.798と非常に高いです。Largeはたまにとても高い相関を見せますが、解消期間が長いせいかマイナス期間も長いです。
仕掛けが入ったら要注意です。

JPモルガン

225累計(r)=0.598と非常に高いです。モルガン信者になりそう…

米国・欧州全体

225累計(r)=0.75と全体の結果で最も相関のある数字でした。
アメリカ個別では、JPモルガン以外は仕掛けのタイミングはずれているせいか(特にGS)、相関関係は見出しにくい結果でした。
また欧州はも225累計(r)=0.663です。個別の企業よりも米国・欧州225先物累計の変化を追った方がよさそうですね!

最後に…

いろいろ書かせていただきましたが、米国・欧州先物累計の傾向を日々チェックすることが、もっとも今後の展開を読みやすいという結果でした!
調べるまでもなかったかもしれませんが、ノイズを消すことの一助にはなったかと思います。



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