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僕の靴と東京マラソン

今年の年間走行距離が1000キロに達した。去年より早い到達となったものの、1月と2月それぞれ1回ずつ肉離れを起こし、痛みこらえながらだったり、多少練習量抑制したりしたので、それほど充実感はない。実際まだ痛いので、最近も中途半端な練習しか出来てない。ところで、今日はこのトレーニングを文字通り足下から支えてくれるランニング シューズを記録しておきたい。今年の1000キロ到達を支えてくれた全5足です! 手前から、asicsの①ライトレーサーと②ターサージール、そして奥の3つはNIKE の③ペガサスターボ2、④ペガサス36、そして⑤ヴェイパーフライネクスト%。



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①ライトレーサー 

昨年から使い始めすでに3足目となっているくらい使い込んでるシューズで、全走行距離の8割はこいつで稼ぎ、なのでこの靴で僕の脚が作られていると言っても過言でない超高頻度使用シューズ。軽いし適度な衝撃吸収性もあり、そして剛性があるのでぶれない。さらには、昨年来2000キロ強の走行にも耐えたので耐久性も抜群で、「志ん生の富久なみ」の絶品シューズ。後述するNIKE 軍団はイノベーションであらたなフィーリングを与えてくれるんだけど、ランナーにとって最も重要な地道な走り込みをベースとしたスキルを養うには、どうしても欠かせない、ある意味生産性が極めて高いシューズです。

②ターサージール

中学生の頃から使ってたターサーシリーズの現代版と理解し、基本的にはキロ3分台で走るポイント練習(スピードトレーニングと呼びたいけど遅すぎる・・・)は、全てこれ使う。学生の頃はジョグはターサー、レースとポイント練習はソーティと2足で回していた事もあり、今でもちょっと疲れている時に、気持ち良くテンポとリズムの良いランニング感覚を取り戻したい時のイージージョグにも使ってる。今保有のシューズの中では一番軽いので、やっぱり好きだし、本当はその先にあるソーティ共々使うべきと思ってるんだけど、今はちょっと新しもの好きモードにシフト中なのでターサー止まりになっている。

③ペガサスターボ2

今年に入って使い始めたシューズ。ヴェイパーをレース専用にせざるを得ないので、あの独特の柔らかい感覚を身体に覚えさせるために試してみたけど、なかなか良好。ヴェイパーの様にカーボンプレートは搭載されてないけど、ミッドソールはヴェイパーと同じZoom Xなので厚底の割に軽い。もちろんasicsの軽さには及ばないけど楽しいランニングが出来る。
使い方としては、僕のジョグの特徴は距離が伸びれば伸びるほどペースが上がるので、ライトレーサーだと多少違和感のあるキロ4分半以内のジョグ、つまり20キロを超えるロングジョグにこのシューズ使って行こうかと思ってるし、実際先日の30キロ走も肉離れの痛み我慢しながらアベレージで4分半以内で超余裕のジョグできたので、これからもその様に使う予定。

④ペガサス36

このシューズは文字通り怪我の巧妙で、本当はキーニュの東京デザイン気に入って、普段ばき(トーキョー応援用とも言う)として買ったんだけど、今年2回目の肉離れ起こした翌日のアウェイ清水戦で履いて、その時色々あってこのシューズでジョグしたら超快適で、ライトレーサー よりも痛み我慢しながらのジョグには適している事を発見。前述のターボ2は、ターボ1ではなくこのペガサス36をベースに開発した様で、その原型とも言えるこのモデルも、普通に厚底使うと忘れてしまう大事なランニングスキルや感覚を維持出来る点で優れていると思う。フルで3時間前半を狙う人の走り込み用シューズとして超おすすめです。

⑤ヴェイパーフライネクスト%

あえて語る必要もないくらい有名になったシューズ。まだ、つくば前のポイント練習、つくばマラソン、三菱駅伝の3回しか使ってない、レース専用シューズ。
アッパーがペラペラに薄いし、カーボンプレートの性能で200キロちょっとの耐久性しかないし、そもそもレース用としては重すぎるんだけど、速く走れる工夫があり、一度使うと病みつきになる。ただし、相当の走り込みによる筋力とフォアフット気味の走り方出来ないと怪我の引き金になる麻薬性が潜んでる、と言う僕の印象。

まとめ

これまでの僕のランニング人生で使用したシューズメーカーはasics一辺倒だったけど、今年からNIKE軍団が相当侵食してきた。もちろん過去に何度もNIKE製使ったことあるし、ニューバランスを使用していた経験もあるけど、それらと比較しても昨今のNIKE軍団の新しいランニング感覚は素直に面白いと思える。他メーカーもようやくこの流れに追従すべく新モデル出してきましたが、マーケットからはどの様な評価を下されますかね。今年はただ走るだけでなく、そんなランニング シューズトレンドも楽しんで見ていきたいと思う。
まずはアルファフライね。ヴェイパーより重いので、実際にタイム狙うレースへの使用は躊躇しますが、先日の東京マラソンであれだけの格好いい大迫選手の姿見るとそそられるので、なんとか手に入れて試してみたい。

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東京マラソン2020

最後にその東京マラソンの印象ですが、僕があえて触れる必要もなく、先日の東京マラソンは凄かった。大迫の日本新は言わずもがな、髙久、上門の6分台、定方、木村、小椋、下田、菊地、一色、設楽まで合計10人が8分切り、そして8分台日本人5人に、大学生土方含む4人の9分台がいるので、一つのレースで日本人だけでザブテン19人は驚き以外の何者でもないし、実際この単独国が一つのレースでサブテン19人輩出は、ケニアもエチオピアも成し遂げていない前代未聞の記録らしい。個人記録でも岡本君の8分37秒は35歳以上日本新記録も凄いし、東洋、明治、青学出身者の躍動目立つ中、京産出身の上門君があの犬伏の大塚製薬記録更新なんて驚きもある。
日本人以外の大会全体でも、これまでの記録だった今年のドバイマラソンのサブ8分14人、ザブテン19人をそれぞれ17人、28人と大きく上回り、史上最もレベルの高いレースの一つと記憶されてもおかしくない成果だった。

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