반도 新感染半島

2021年最初の映画鑑賞

반도 新感染半島。

コン・ユさん主演の前作、新感染の続編が

日本でようやく公開となったので先日観に行ってきた。

前作、新感染は大好きな韓国映画のひとつ。


ゾンビがこれでもかと出てくる、ジャンル分けするならば「ホラー作品」なのだが

まさかラストに涙が止まらなくなる事態になるなんて思ってもみなかった。


ホラー映画は個人的に大好きなジャンルだが、

新感染はホラー映画とひと括りに言ってしまうのも違うし、

ゾンビ映画と言うのも違うし。

観終わってみれば、

人々の感情が凄まじく交錯する

「人間ドラマ」だ。


前作を何度も観たくらいに好きなので

日本の公開は本当に楽しみにしていたのだが、

観てみた予告には多少の違和感を覚えた。


前作とは違って、アクション映画要素をメインに出しているような気がする。

ただ新感染を銘打つ続編、というワケではないと言うことなのか。


主演はカン・ドンウォンさん。

かなり前に日本で公開された늑대의 유혹の時から

変わらずチャルセンギョッタ(イケメン)。


色々な気持ちを含ませながら観終わった私は、とにかく疲労困憊していた。


全身に力を入れていた状態でずっと観入っていたらしい。

(持病で目眩が出やすいからかちょっと酔った)


観ていない方は少々ネタバレあります。


前作、新感染とは全く違う作品ではある。

けれど、人間の感情、醜さ、欲深さ、「感染」の危機から

逃げ惑う「新感染」としてはこの新作もまた新たな「新感染」である。


マッドマックスのようなカーアクションを

取り入れたいという監督の強い意向でカーアクションがかなり多くて

そのシーンでちょっと酔う。


「感染」というキーワードにはナイーブだ。

今、世界中が振り回されている渦中であり、

全く終わりが見えない状況である。


そんな中で観る반도はあまりにもタイムリーで、色々と考えずにはいられないのだった。


感染を目の前にして自分だけは助かりたい

というような欲深さが出てくる人間。


ゾンビに噛まれてゾンビになる人間達を

見世物にして嘲笑う気の狂った人間。



ゾンビを大量に閉じ込めてある空間に、人間を放出し、

120秒をカウントダウンしながら放出された人間がゾンビに噛まれずに逃げ切れるかを、周りの野次馬が賭けをする場面がある。


人間があまりにも気持ち悪い生き物であることを思い知らせる。後味が悪くて未だに忘れられない。

自分にもそんな感情のスイッチがあるのか。

そんな答えの出ないようなことを頭の中でグルグルさせながら映画は終わった。


その日は横にホラーが苦手な旦那さまがいて

あーでもないこーでもない、と感想を言い合いながら帰路に着いたのでした。

もう一度観に行くと思うけど


今度は1人で。

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