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noteを辞める言いわけ

2022年11月にnoteを始めて、そろそろ1年になる。

日々、感じたことをiPhoneのメモに残して、週末になるとそこから目ぼしいテーマを見つけ、週1で文章にする作業を続けてきた。
過去の投稿一覧を眺めるとその時々の出来事が並んでいて、この活動は僕にとって、まさに“ノート”の役割を果たしている。

そんなnoteではあるが、実はなかなかしんどい。
僕はもともと書くことが得意ではないので、1週間のメモを見返しても書きたいことが思いつかず、ネタ切れに陥ることも多々ある。
家族から、「今週は何を書くの?」と尋ねられても、曖昧に誤魔化すこともあった。

そこで今日は、このnoteをいかに健やかに終わらせるか、考えることにした。
言いわけは、いろいろと思いつく。

「noteの更新、1年達成! また会う日まで。good-by」
「しばらくの間、週末は育児に専念します! チャオ」
「森に冬眠する季節になりましたね。春にまた会いましょう! おやすみ」

どれもまぁ、ありきたりな終わり方でモヤモヤする。
もっとイケてる終わり方は、ないのだろうか……。

そんなことを思案していたら、また、1週間経ってしまった。
それどころか、辞める言いわけを考えていたらメモがどんどん溜まってくるから、なんとも皮肉なものだ。

そうか。真逆の視点から考えることで、新しいアイデアが生まれることを忘れていた。
ものごとを違った視点で見直すことは、世の中を変える発明やイノベーションの出発点になる。

例えば、地上にあるソーラーパネルは、太陽が出ていない夜や曇りの日には発電できない。
そのため、発電事業者は、曇りの日が少ないエリアに設置したり、パネルの角度を調整したり、その環境における発電効率を最大化しようとする。

しかし、夜も雲もなく、時間にも天候に左右されない宇宙空間にソーラーファームをつくれば、現状の課題を根本的に解決できる。
宇宙空間に太陽光パネルを設置して発電するという、まるで子供が考えたかのようなアイデアの実証実験は、すでに始まっている。

「曇りの日があって困るなら、雲がない宇宙に行けばいい」
できない言いわけを考えていると、逆転の発想から、新しいアイデアが生まれることもある。
子供は言いわけを作る天才で、僕はいつの間にか、当たり前を考えるようになっていた。

そんなことに、1年間、毎週書き続けることで気付くことができた。

まだまだ、noteを続けていこうと思います。

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