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絵を描くことは総ての人に開かれている

昨日、油絵を描いた。人生で初めて。先生は椿昇先生。いまも尚、脳がひりひりしている。やばいことに気づいてしまった気がして。僕はアートに距離を置いていた。コピーライターだから言葉に関することは興味があるし、書けない人なんていない。と自分で言うように誰でもやれば書けると思ってる。けど、他人事にしていた。アートはアートディレクターでしょと。だから僕はアートに距離を置いていた。もっと正確に言うと、自分には出来ない物だと思っていた、アートなんて。

椿先生は言う。わからないものとどう付き合うか。何でもかんでもすぐに役に立つか役に立たないかで判断する時代。役に立つと言われるものがその先、本当に役に立つのか。筆と絵の具とキャンバスがあれば画は描ける。誰でも描ける。アートは全人格を取り戻すこと。絵の具を広げて感じるままに書いてみろと。絵を描くことは総ての人に開かれているんだと。

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夢中に色を混ぜて、筆に力を込めて、3時間。描いてみて、とくべつ誉められた訳でもない。ただ描いた後に見た油絵の画集は、描く前と後で全然違うものに見えた。ただ凄いなあとぼんやり見てた画が、どう凄いのかわかった(気がした)。自分には出来ないと思っていた自分は一体、なんだったんだろう。目の前には人生で初めて描いた油絵がある。アートってさ、本当はもっと身近なもんなんだよ。自分の可能性を狭めてるのはたいてい自分で。うまく言えないけど、いま見えてる景色は昨日と違う。爪の間にこびりついた絵の具を見るたびに、心をなぐられる。

追伸
椿先生が、3331ARTSCYDで開かれているポコラート宣言2014を教えてくださいました。行きます。気になった方はぜひ。


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