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リアポ東京Ⅱ&リアポS 総括(後編)

(前編を読まれてから本編を読んで頂く事をお勧めします)

さて、事前ミーティングを終え解散した訳ですが、この後の撮影までの3週間で彼女たち3人の本当の凄さを思い知らされる事となったのです。。

実際の撮影まではグループチャットで色々やりとり、意見交換をしていたのですが、彼女たちの真剣さ度合いが半端なかった。。

連日昼夜問わず撮影前日のギリギリまでグループチャットの通知の嵐ww

衣装やウイッグ、アクセサリーにカラコンに至るまで細かく提案したり意見してくれたりしたのです。
自分みたいな素人カメラマンのために、一生懸命に考えてくれて本当に有難かったし、そのおかげでイメージもより具体化されてきたと思います。
それぞれ忙しい中、貴重な時間を割いて考えてくれて本当に感謝しかなかったです。自分一人では絶対に成し得ることが出来なかったと思います。

撮影2週間前になりスタジオの下見に行き、大よその場所、構図を決めて限られた下見時間の中で写真を撮った訳ですが、モデルさんの提案で
『大体のイメージの絵が欲しい』
とのことで、イメージ図を描いたのですが。。。

イメージ図①
イメージ図②

まぁ、今見ても酷い絵ですわ。。これで伝わったのかどうか謎(笑)
なんなら、最終完成とは似ても似つかないww
(絵心が無いから写真をやってる訳で。。w)

撮影前日、どうしてもリンゴの赤色に拘りたかったため、名古屋駅のJRタカシマヤで30分間リンゴ選びに費やし、スタジオに向かいました。

ひたすらリンゴを買うの図(1個300~400円😱)

撮影当日。。
実際これまで自分発案の作り込みはやった事が無く、1枚の写真に仕上げる大変さをまざまざと思い知らされました。
『なんとなくのイメージ』は持って行ったものの、実際モデルさんを配置してあんなポージング、こんなポージングとやってみたものの、なかなか納得いくものが撮れず、非常に効率の悪い撮影でした。
3人の距離感、手の位置、目線の方向、顔の角度、一つでもズレると全く陳腐な写真になってしまい、試行錯誤の連続をせざるを得ない状況になってしまったのは本当に自分の撮影の甘さでしかなかったです。。

それでも何とか使える絵に出来たのは、機材も含めたおーくんの協力のおかげでした。

どうにか撮影を終えて、いざ現像。最終的に候補を2枚に絞り込みました。
どちらも甲乙つけ難くメンバー間でも意見が分かれたのですが、最終的に自分が最初思い描いていた絵に一番近い、今回の作品を展示することに決めました。

展示作品

展示作品が決まったら、実際の展示品の制作になるのですが、、
流石にここまで紆余曲折、生みの苦しみ、みんなの気合が詰まった作品だけに、中途半端な仕上げにする訳にはいかず、とは言え展示まで3週間弱。
自分で出来得る最高なものをと決心して制作に挑みました。

制作に至ってはプリントから額装までセントラルファクトリーさんに依頼を決めていました。
自分の中では、いかにも写真っぽく仕上げたくないと言う想いもあり、印刷紙はマット紙と決めていました。マット紙の種類選びだけでも1時間使ったと思います。それでも決めきれず、2種類のマット紙でテストプリントを発注。
結局リンゴの発色の良さから、奮発して
・ハーレミューレ フォトラグ ブライトホワイト
を選定しました(マット紙の中で一番高くて、まぁなかなかのお値段w)

額選び。フレームセンターで作品イメージを見せたうえで合いそうな額を探してもらい、気に入ったものをチョイス。しかし、マットに関しては単色の黒マットでは作品イメージからするとどうしても安っぽく見えてしまうので、内枠を艶消しゴールドのモノを選定(これもなかなかのお値段💦)。
展示枠のサイズから額はA1サイズ、印刷はB2サイズで決定しました。

紙選び&テスト発注 → 額候補選び → テスト確認&印刷正式発注
→額発注&額装依頼を経て、出来上がったのが搬入日前日w
本当にギリギリの日程でした(笑)

展示品と初対面(笑)

出来上がりを見た時には非常に感動しました。
『あぁ~、大変だったけど、本当にやって良かったなぁ。。』と。

そして搬入日当日の朝に改めて受け取り、そのまま北千住へ自走、
そしてリアポ東京Ⅱの展示にこぎ着けることが出来ました。
そしてリアポとはいえ、場所的にアウェーであるにも関わらず、『入賞』を頂く事が出来ました。

【入賞】を頂きました

賞を獲ることが目的ではないものの、やはりこうやって評価頂けたことは
嬉しいですし、何より協力してくれた人達への恩返しになったと思います。
受賞作家名こそ『こーたろー』ですが、これは協力してくれたみんなへの賞だと思います。

今回の作品は4/27~30まで開催されたリアポS(名古屋)でも展示させて頂きましたが、総じて、
『いつものこーたろーの作品と違っててビックリ!!』とか、
『作品を生で見れて良かった!!』と言って頂けて本当に良かったです。
特に今回はデータでは伝わらない生の良さに自信を持っていたので、それが伝わって良かったです。

冒頭でモデルさんたちの『気合』とか『真剣さ』とか言っていましたが、
今思えば、頼りない自分を不甲斐なく思い、引っ張ってくれてたような気がします。本当に自分は恵まれています。

直前まで『緊張するぅ~』を連発しながら2人以上に存在感をしっかり出してくれたMewさん、
完全復調でなく、無理やりにお願いしたにも拘らず、しっかりキメてくれた玉樹るいさん、
衣装から小物まで撮影直前まで真剣に考えて挑んでくれたカティーさん、
頼りないカメラマンを手厚いサポートでアシストしてくれたおーくん
正直、この内の1人でも欠けていたら作品は成立していなかったし、多分実現には至らなかったと思います。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

こんな豪華メンバーで作品が作れたこと、一生の宝です。
死んだら冥途の土産に棺桶に入れてもらいます(笑)
(デカすぎて入らない説w)

展示が終わった後に得られた達成感はこれまでで最高で、発案から2年半諦めずに来て本当に良かったです。

最後にそして会場で興味を持って作品を見て頂いた方、お話しして頂いた方、コメントを書いて頂いた方、すべての方々に感謝申し上げます。

(いやぁ、これから先、この人たち以外で他の作り込み作品はきっと出来ないだろうなぁ。。)




あ、、、
2回の展示の大役を終えた作品は、ウチの玄関に永年展示が決まりましたw

玄関の柱の間にジャストフィット!!そしてデカい!!

以上、長文を最後まで読んで頂き、有難うございました<m(__)m>

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