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2023年に大切にしたくなった本*5

2023年に読んだ中で「よかったぁ」「本棚の良いとこに置いときたい」「誰かに進めたい」「好き」って思った大切な本*5

去年の記事は

拝啓人事部長殿

これまで20年くらいやってきたし、これからも数十年やっていくだろう仕事。
でも、仕事をする上でとっても大切な会社と自分の関係を作り上げるもの=人事制度については深く考えてこなかった。
そんな人事制度について、「なぜ?」を積み重ねて一つ一つクリアにしていく一冊。
読めば人事制度について理解が深まるのがGoodだが…
何よりも「今の状況って先達たちが真面目に真剣に考えた結果」という、仕事をする上で忘れがちだが、とても重要な視点に立ち戻ることができる一冊。
そして、現状だけじゃなくて歴史や文脈や当時の思いといったウェットでソフトなものも同時に伝えたい時は、箇条書き+結論みたいな簡略な文章じゃなくて、思いもそのまま文章にしてしまうのが魅力的なんだなと感じで、自分が書くドキュメントにもかなりの影響があった一冊。

とりあえず↓だけでも読んでほしい

どうしたらいいかわからない君のための 人生の歩きかた図鑑

「将来こどもから、ちょっとむずかしい質問されたらどうしようかなー」っていうモチベでタイトル見て借りた本。
でも実際はそんな親がどうこうするって内容じゃなくて、
不登校、ひきこもり、発達障害などの「学校のなやみ」
虐待やDV、親の離婚などの「家庭のなやみ」
LGBTや摂食障害などの「体のなやみ」
貧困などの「お金がないなやみ」
それらが原因で将来が思い描けない「進路のなやみ」
そんなシリアスな悩みと、親や先生や周囲の人たちが助けにならない時に、こども自身で何ができるのかという情報がまとまった本だった。

そして、この本に登場する人たちの言葉に「将来こどもから、ちょっとむずかしい質問されたらどうしようかなー」と思っていた自分は「正解かどうかわからないけど、その時の自分として何ができるかどうすれば良くなるかに真剣に向き合えば良い」と背中を押してもらった本だった。

Black and White

4つの物語がパラレルに進行しながら、美しく混ざり合い、そしてまた離れていく。
一度重なった物語が離れていく。そこに世界を感じた

「だから、生きる。」

読みながら圧倒的な恐怖を感じた一冊。
「ちょっとした不調を感じていたが、まぁちょっとしたことだし…仕事も忙しいし…」
「ワークライフバランス」とか「体が資本」とかの標語ではなく、ストーリーとして語られることにより、「自分としてその時何を選ぶか」ということの大切さを思い知った。

もし何かあった時に自分が「仕事」を選んでしまうかもしれないし、「仕事」を選んだことも間違いではない。
ただ「なんとなくそうなってしまった結果」ではなくて、「選んだ結果」にできるようになりたいなと思った。
いや、そうなるように生きていく。

ディズニー・コスチューム大全

今年一番感動した一冊。
ワンオブゼムではなくて究極のオンリーワンとしてのコスチューム。
永久不変のものではないという儚さと、そこに込められる知識と技術と矜持。

ここまで自分のすべてを込めたような、全力を振り絞って仕事ができるんだろうかと自分に問いかけてしまった。

最後に

という感じで ヤプリ Advent Calendar 2023 として投稿しました。
今年も2枚目にはみ出して、色んな部署のみんなが記事を投稿してくれます。
本当に楽しみで、これから毎日ワクワクキラキラできるので、ぜひ明日以降の記事も期待してください


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