1月2日 「初夢の日」

初夢の日。2013.01.07 Monday


小さな彼が、冷えたガラス窓にハアっと小さな息を吹きかけて、
そこに、胴体が丸く3つある、雪だるまの絵を書いた。

大きな彼は「現代っ子の雪だるま」と笑いながらその写真を撮った。

そんなお正月の出来事を切り取った写真を眺めながら、

七草がゆが薫る鍋のそばで、うたた寝をしていた。

夢を見た。
「あっ君がいくはずだった小学校だー。誰か知ってる子いるかな?」

なぜか、引っ越しをして、通うことのなかった小学校を見つけて、保育園からの上がり組の小さな彼の旧友がが沢山いるはずだと、
小学校に向かってはしゃいでいた。

でも、小学校の体育館は、私が通っていた中学校とそっくりだった。さらに、その街は、なぜか神保町。

今度出版される本を製本してくれたアトリエがある場所。

夢の外では、ガスストーブの温度が上がり、熱い。

設定温度下げなきゃ熱いなーと思って、真夏の街を歩いている。その夢ならではのおかしさを受け入れながら、夢は展開していく。これが夢なのね、と夢の中で思いながら。

そして、夢の中の私たちはその小学校の中に、
「今日は、熱いねーーー」と飛び込む。


すると、体育館の中は、雪が降っていた。しんしんと、まだ積もり始めたばかりの雪をかき分け、沢山のこども達と先生がいた。

あっ先生!と声をかけ、振り返った人は、

私の小学校の時の担任の先生だった。

急に私は何を話していいか分からなくなって、

「胴体が3つの雪だるまを作ろう!」と言い出した。

雪をかきあつめ、雪を丸める。丸めながら、小学校の時、

作文コンクールで賞をもらったことを思い出していた。

そのことを、誰になんて伝えようか、ドキドキしながら、ドキドキした顔を誰にも見られたくなくて、下を向いて、一生懸命、胴体3つの雪だるまを作った。

すると、「あっそろそろだ!」

現実の小さな彼の声を、夢の中で聞いて目が覚めた。


目が覚めると、小さな彼が習い事に行く準備を始めていた。

私が今まさに見ていた夢の話をすると、
続きが気になる!と出かけて行った。

普通、新年2日~3日にかけて見た夢を初夢と言うらしいけど、今日まで覚えている夢を見なかったから、これが今年の初夢になる

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