8月12日 「タイムマシンの日」

タイムトラベル中。 2012.04.26 Thursday


小さな彼が小1から続けている新聞の書き写し。

ほそぼそと続けてる天声人語の書写は、ちまたでもブームらしい。小さな彼の生きる時代の出来事が、
切り取られ、小さな彼のノートに残る。毎日、毎日、「何か」ある。「何か」見えなくても、「何かある」と感じる。そしてその「何か」の輪郭に寄り添うように言葉が生まれてきた。新聞の端につづられ続けて来た、

誰かの視線で切り取られた世界を眺めていたら、

私が生まれた年は、どんなことが書かれている?

私が生きて来たこの30数年、どんなことが書かれて来た?目の前の世界を生きることでせいいっぱいで、

届かなかった「視界の外にあった世界」が気になりだした。隣町の大きな図書館に、ずらりと並んだ過去の世界たちに手を伸ばし、少しずつ、時をさかのぼるタイムトラベルをはじめた。こんなこと、あったな。こんなこと、あったの。言葉というものは、タイムマシーンにもなる。タイムマシーンに乗って、今日の午後はかつての秋を眺めた。終着点の日付に出会うまで、

失った時を取り戻しながらタイムトラベル。

相当な時間がかかりそうで、しばしば留守にしますが、

ある日、机の引き出しから帰ってくるつもり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?