8月1日 「花火の日」

→5月28日

大華火。       2007.08.12 Sunday


ここは人工の街だけど、
騙されてもいいほど、綺麗な街。

木々の緑、海と空の青、夕焼けと朝焼けの赤。
私が作ったご飯や、
ありえない失態だらけの暮らしぶりに、
根っこから愛着を持ってくれた人たち。
息子とその友達のお腹の底からの笑い声。

「社会的な価値や見栄やじゃない。
自分が納得できるかどうか。
そこを、とことん苦しんだら、
ある日プチンと突破口が開けるから。」
隣人の友の口癖。

去りゆく懐かしい日々を忘れていくことに、
嘆きたくなる時もある。
でも、この街は私を覚えていてくれるから、
記憶を重ねにまた来よう。
この街の空に咲いた、大輪の華と約束。

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