表現することを辞めた結果

僕は小さな頃から恥ずかしがり屋だった。

人前に出るのが苦手で、小学校に上がって授業中先生に指されて発言しなければならない時にはスグに赤面してしまうほど。バイオリンをやっていたが発表会に出た時は死ぬほど緊張した。

しかし、大好きなサッカーをしている時だけは違った。ゴールを決め、注目された時の快感。目立ちたい!褒められたい!認められたい!そう思っていたのだと思う。

学芸会や、合唱コンクールなどは目だなたいように目立たない役を選んだり小さい声で歌うようにしたりしていた。

そんな僕が、高校でサッカーを諦め、俳優という職業をする事になる。みんなの前で発言するだけで赤面していた僕が俳優…
どう考えてもおかしい。もっともっとたくさんの人の前で泣いたり、笑ったり、言葉を発さなければはらないのに。

初めた当初は、舞台の稽古でみんなの前で喋ることすら恥ずかしかった。しかし、芝居をするとことは楽しいと思えた。そして、どんどん表現することが好きになった。好きになってしまえばそこで目立ちたいとなるものだ。

芝居して、人前で表現して、それを認められて。それを繰り返すうちに、どんどんのめり込んでいった。

しかし、そんな中でも、歌うということは苦手だった。嫌いだった。歌に苦手意識があった僕は、ミュージカルに出た時も歌の部分だけは楽しみを感じれなかった。好きになれなかった。

でもある時、自分で曲を作る事になり、それを披露したことがあった。その時に初めて、歌は自分の想いを表現できるんだと分かった。芝居は、作品を通して、役を通して表現し、お客様に伝えるが、歌は自らの言葉を、想いを直接届けることができる。そんな当たり前の事だけど、自分で曲を作り初めて知った。

それから、歌に挑戦するようになった。

人前で歌うなんて最初は死ぬほど緊張した。でも、ライブをして、それを続けて、どんどん歌うことが好きになっていった。

ライブ配信をやっていた時も歌を通して、たくさんの人と交流ができた。決して歌もギターも上手くもない僕の歌を、好きだと言ってくれた人がいたから。

しかし、

今、

そんな大好きだった表現するということ全てを辞めた。

俳優を辞めたことに後悔はしてないし、未練もない。今の職業に誇りを持っているし、楽しいし、最近は目標に向かってやる気上昇中!!

しかし、ふと思うことがある。

表現することは今でもできるのではないか。

例えば配信アプリで普通に仕事をしながら配信をしている人もいる。僕がやっていたLINELIVE仲間はほぼみんなそうだ。

今の仕事の充実がありながら、大好きな表現する事もできたとしたら、

生きることが倍楽しくなるし、相乗効果が起きるのではないか。

ま、そんなことを思いつつ、

聞いてくれる人がいなければやる意味もない。

そんな日がくることを夢見ながら、現実は今の仕事の目標を達成するために日々働くのである😆

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