ゼロの平方根・後編⑤
【沖縄花嫁、届いた訃報・続@不可解】
平成２２年４月１６日
「＠ＧＧＫボード」（注:偽装後藤の小宮山）
ワシントン支局より通知。
本日、飯岡支局長が沖縄普天間基地移設に関しての共同インタビューの後、モニカ・ハルデマン次席補佐官との面会を許可いただきました。（映像と音声無し）
本件事案を説明しご理解ご協力をお願いした所、「非公式であるが、人道的立場からも協力すべき案件である。合衆国太平洋空軍司令部を通じ軍属家族の保護のため協力を要請する」との発言をいただきました。その後、グアムアンダーセン基地および沖縄嘉手納基地法務担当将校リストとハルデマン氏の紹介状を入手しております。ＰＤＦアップしました。 西堀孝雄
平成２２年４月２３日
「＠ＧＧＫボード」
西堀さん、横川ウイレム弁護士、荒木、亀田、グアム入りました。
アンダーセン基地、西堀さん、横川弁護士がウィリアム・ヘイグ総司令官、法務担当将校デイビッド・サンダー大佐と面会、その後サンダー大佐、ハリー・サンチェス少佐に事情と今後の訴状準備手順や報道方針などを伝達。サンチェス氏は終始首を振り信じられないと繰り返していたそうです。
その後、サンチェス氏と二人がスタインバーグ軍曹の車両（セダン）でゲートに。スタッフ合流しサンチェス氏ご自宅へ。悲しいお知らせを。
自宅前で我々は待機、サンチェス氏がヒロコ・サンチェスさんに悲報を伝える必要がありました。
３０分後、サンチェス氏に中へと呼ばれました。手順通りカメラが回り始めています。
ソファーでミセス・ヒロコの肩をマリアさんが抱いていました。
「ヒロコさん、悲しいお知らせになってゴメンナサイ」と私から話を切り出しました。
ミセス・ヒロコはこう言いました。
「なんとなく嫌な予感がずっとしていました。あなた方が前に来られた時もです。夢で、手を振って、なかなか近づかないお兄ちゃんを何回も見ました。やはり、・・・、だったんですね。」
「さっき、グランマが、マリアが、私が独りぼっちになったって泣いたら、そうじゃない、あなたの家族は今四人もいてそのうちまた五人になる、だから独りぼっちじゃない、ヒロコのお兄ちゃんは私の息子だから私も悲しい、とっても悲しい、でも悲しんでばかりじゃいけない、ハリーが言う通りお兄ちゃんのため、ヒロコのお兄ちゃんのため祈って、お兄ちゃんのためにベストを尽くしなさいって、グランマが慰めて、くれました、今。」
サンチェス氏もこう言いました。
「カナシイキモチ、ミンナオナジ、ボクもママもロバートもエミチャンも、カナシイ、ミンナカゾク」
みんなでもらい泣き、いただきました。
それからしばらくはお二人の家族のいろいろなお話、３０分ぐらい、カメラも回っていました。お子さんたちはちょうどお昼寝でした。
それから、横川弁護士のリードでこれからの手順説明があり、那覇地方裁判所訴状（一応山口地方裁判所損害賠償請求訴状も）、山口県警告発状、取材承諾書、あすなろ生命保険請求書、その銀行口座手続き、その相続手続き、遺骨の取り戻し手続き書、などなどなどと各代理委任状。それら書類を約二時間ほどかけ手際良く順に説明し、署名捺印などいただき、またミセス・ヒロコの日本国旅券（まだ日本国籍あります）、グリーンカード、本人の銀行口座、カード類などスキャンと接写で予備資料を揃えて。
子供たち、おっき、で賑やかになりミセス・ヒロコにも笑顔戻りました。
連休に渋谷でカメと買いまくったおみやげを披露しましたが大喜びでした。良かった。
（ご一家にもお好きだという神戸牛のデカパックもお持ちしました。マリアにもミセス・ヒロコにもジャパンのサマーカットソーでした。） 荒木さくら
平成２２年４月２５日
「＠ＧＧＫボード」
小宮山博史が事件当時暮らしていた川崎のご婦人宅へ行き小宮山ＤＮＡが採取できそうなブツ、あっさり頂いてきました。遺品（？）まとめてあったが捨ててよいものかと困っていたそうです。
ダンボールの中、可能性ありそうなもの、ヘッドホン、ひげ剃り、鼻毛カッター、などあります。
再度、ジェナリシス社へ持ち込みます。松永広樹
平成２２年４月３０日
「＠ＧＧＫボード」
ジェナリシス社広尾ラボ、検査結果出ました。小宮山博史使用のひげ剃り採取サンプルのＤＮＡは免許更新時のコーヒー缶のものと完全に一致です。
後藤泰二郎氏の遺骨ですが、柳井市の葬儀社によりますと、おかしな話ですが、荼毘に臥された遺骨、まだ葬儀社内に仮壺保管中です。母親が墓を決めてからと言い持ち帰らななかったそうです。預け賃として１０万円を置いて、改めて来た時二つの骨壺に分骨して貰ってから持ち帰る、と言ったそうですが、その後も引き取りには来ていないそうです。今のところは小宮山龍子の所有物ですね。早く確保したいですね。
→ＫＫ 葬儀社に事情説明しちゃだめですか？ 松永広樹
「＠ＧＧＫボード」
→ＨＭ 骨壺二つ買って容れ替えて貰ってください。元のその仮の骨壺は料金払って洗わずそのまま保管すると持ち帰ってください。小宮山龍子の所有物は遺灰だけでしょう。唐木田和穂
「＠ＧＧＫボード」
→ＫＫ 了解。明日、柳井市行きます。 松永広樹
平成２２年５月６日
「＠ＧＧＫボード」
ジェナリシス、予備検査の遺灰、かなり厳しかったようですが、ビンゴでした。 松永広樹
平成２２年４月８日
「＠ＧＧＫボード」
那覇地方裁判所、訴状提出終わりました。口頭弁論期日回数も少ないでしょうが、それでも判決を得るのが半年後でしょうか？
なんとか後藤泰二郎氏の命日まではと期待します。
訴状請求要旨、一つは後藤泰二郎氏の死亡の事実を確認してもらう事です。
二つ目は認定死亡による名護市戸籍の除籍請求です。
この戸籍上の死亡に基づき保険金支払いや相続の権利が発生します。 西堀孝雄
「＠ＧＧＫボード」
白川潮男氏、チーフ作成の資産金回り等チャートも見ました。
元々黒田藩姻系（なんで黒が白？）ですね、おリッチな家系、他人みな羨むあれこれお持ち物です。
が、天は複ブツを与えずで、この先の世の跡継ぎがありません。血は途切れそうです。
その現地、福岡の地取り中にまた情報いただきました。
（福岡、好きになりました、いつでもご用命ください）
小宮山博史の小学校時代の友人二名、昔中学生マブダチを自称する一名とインタビューハンディ撮りしました。
中学マブダチは絵だけで十分。
関西ボーン小学メイツは一部ご紹介しておきます。
Ａ「いつやったかなあ、わしら大山連れてってもろたんわ？」
Ｂ「小三頃」
Ａ「俺たち、一般家庭やろ、よー行かしてもろたよな、あんなとこ、避暑やで、夏休み、避暑や」
Ｂ「ヒロシのじいさんとこです」
Ａ「そりゃ、すごいっすよ、ウチなんかツーエルデーケー、ヒロシのじいさんちはホワイトハウス、庭で牛肉焼き肉でっせ、ビビりましたよ、わしらガキら、貧民がな」
Ｂ「それでも厳しい選抜、受けたやろ」
Ａ「そや、わしら、塾だけのエリートじゃ」
Ｂ「ヒロシの仲いい友達でも出来が悪いとじいさんに選ばれん」
Ａ「わしら、ユーシューやったんじゃな、当時だけじゃが、ハハハハじゃ」
Ｂ「今更、遅い、です」
Ａ「わしらクイモンずいぶんと遠慮して、夜中にごっつう腹減って」
Ｂ「台所」
Ａ「夜中、こいつ起こして、下、行って、なあ笑えたなあ」
Ｂ「かじったんですわ、こいつ」
Ａ「冷蔵庫ん中とかなんもなくて、ビニールはがしてアイスみたいたもん、かじったんですわ、したらなあ、ただの汁、汁だったんですわ」
Ｂ「いやー、それ、冷凍庫」
Ａ「で、ごそごそやってたら台所にヒロシ居てー」
Ｂ「あんときはごっつい驚き」
Ａ「これでも、食えって」
Ｂ「頭にゴンか？」
Ａ「毒入りチョコもろたなあ」
Ｂ「漫画も部屋でな、エロもなあ」
Ａ「二泊したかなあ、帰りにわしらお袋さんたち迎えん来てな、たいそーな、ビビってたなあ、早よかえろって」
Ｂ「こいつ、家に、かあちゃんに話したかんなあ」
Ａ「こいつもや」
Ｂ「場に不慣れっちゅうかでしょ、おまけに不良になっちゃうとかの心配やろ、門のとこいた外人たちも見て、もうヤバいわあ、だから、早よ帰りとうてしゃーない、って、わしらショーシャンでも感じたなあ、昼飯食わんとわしら連れ帰った。帰りに車ん中、みんな弁当バクバクやったなあ」
Ａ「冬場もきたなあ、またわしら」
Ｂ「わしら、板履いて逆ハの字だけ」
Ａ「ヒロシ、チョッカリで林突っ込んでった、えーとこ見せよ思うてな、あれがワルの原点やったと思うわ」
Ｂ「あの後、新学期始まってクラス替えあって、後は、疎遠、だったね」
松永「それで、小宮山博史はそのおじいちゃんとはずっと、そう、親子みたいに過ごしているみたい、でしたか？」
Ａ「それは、うん、否、であるな」
松永「と、いいますと？」
Ａ「そりゃそーや、あいつのふだんとはダンチやろ、あんなシャッチョコばったの、合うわけが無い。でも、あいつはそーとーワルや、じいさんのまえ、絶対ヘマなどせんかったなあ、すごいやろ、ガキんちょのクセして」
ＢГそーゆー眼で見てたっちゅーな、おまんもな、ワルやったっちゅー事、やなあ」
松永「たしか、お二人とも中学ご一緒、また修猷館からご一緒、で京大、でしたよね？」
Ａ「いやあいや、赤の他人でごわす」
私からの問い合わせに端を発した旧友どうし、久々に再開、楽しそうでした。ロケ地が居酒屋名門でもありましたので、私もご相伴あずかりました。
このお二人とも、今、バケ学ご専門の先生方です。
鳥取県大山にある白川氏の別荘、敷地面積は登記でも約二千坪、当時は知る人ぞ知る建物、現在はだいぶ痛んでおり、今はそばに建つ漢方薬御殿の合掌造りが格上で有名。（大山町タクシー会社の話）
昔、長男逸失後、小宮山博史をなんとか手名付けようとしていた白川氏を描くエピソードでした。
平成２２年６月１日
「＠ＧＧＫボード」
山森ディレクターより、特別報道番組のラフスケッチが届きました。
番組は時間配分から２０分の前編後編に分け、沖縄地方裁判所の判決（請求棄却の場合でも）直後に７チャンネルニュース２３ワイド拡大挿入としてアップする予定です。前編、タイトルはまだ仮称ですが「沖縄花嫁の兄・黒杭川ダムの水死体」。小宮山博史自殺報道→目黒事件→犯人たちの生い立ちから犯行まで→後藤泰二郎さんの生い立ちから福岡への旅立ち→花嫁の旅立ち→別れ。
後編は「小宮山博史・座標０の男」。
後藤泰二郎の出現ハワイの事件→帰国、さいたま市転入、施設入居、免許更新、障害者手帳交付→小宮山博史の匿名目撃証言→隠れ家の豪華ホテル生活→カナダ出国→謎の生い立ち、謎の人間関係］
番組内では推定劇は使いません。実写映像、インタビュー、静止画像をつなぎ、「現代おとぎ話」の前田郁子さんのナレーションを重ねます。最後はフェードアウトのイメージ、今回の特番では到底深い闇に潜入しきれません。放映後の出版企画にリレーされます。ですから、謎を投げかけて、終わらせます。
基本こんなまとめ方で、ただし新事実や、より高度な取材があれば適時修正挿入します。 唐木田和穂
平成２２年９月３日
１５：００
（ＥＢＣテレビニュース）
今日、那覇地方裁判所で海外在住の肉親から訴えのあった男性の認定死亡を認める決定がなされました。
この男性は平成１８年１０月９日、山口県柳井市黒杭川上流ダムで変死体で発見された男性で、当時、山口県柳井港署の捜査では別件の脅迫事件の容疑者として警視庁から全国指名手配されていた小宮山博史容疑者の自殺死体と断定されていたものでした。
また小宮山博史容疑者は同年４月に東京都目黒区で起きた殺人未遂事件でも重要参考人として警視庁が行方を追っていた人物です。
山口県警察本部は昼過ぎ緊急記者会見を行い次のように述べています。
「判決文を確認し非常に驚いています。判決理由の詳細を十分検証した上で今後の対応を検討いたすところでございます。なお柳井港署の捜査は適切であったと考えております。以上。」
一方、最初の事件が管内で発生した警視庁においての記者会見も先ほど行われました。
「まず、那覇地方裁判所の判決により判明いたしました被害者の方のご冥福をお祈りすると共にご遺族となられましたご肉親の方にくれぐれも哀悼の意を捧げます。警視庁におきましては山口県警柳井港署の捜査の経緯とは別に、目黒北署管内で起きました平成１８年の殺人未遂事件の捜査のやり直しを行うべく警察庁と先ほど協議し、共同捜査本部を設置、両事案広域指定事件として再捜査に臨む所存です。
今回、沖縄地裁判決までにアメリカ合衆国太平洋空軍はじめ関係各位のご尽力がありました事を承知しております。後藤泰二郎氏の戸籍是正に至れました事、私どもからも心より感謝申し上げます。」
なお、当チャンネルでは今晩夜１１時からのニュース２３ワイドで特別報道番組を予定しております。お見逃しなく。
平成２２年９月３日
（ＥＢＣニュース）
「１１時ニュース２３ワイドです。
まず黒杭川上流ダムで水死体で発見された男性の身元、沖縄県出身後藤泰二郎さん当時２９歳と判明した事件。すでにお伝えしておりましたように、本日午後の沖縄地裁判決を受け、警察庁は一連の事件を広域指定事件と指定、平成１８年４月に起きた目黒北署管内の殺人未遂事件、重要参考人であった小宮山博史３２歳の再手配を含む事件再捜査と山口県柳井港署管内で発生した変死体の身分すり替え事件についての共同捜査を進めて行くと発表しました。本日、山口県警と警視庁が共同捜査本部を設置しました。
今晩と明日の晩、二夜に渡りＥＢＣ報道部約９ヶ月間の取材を編集し特別報道ドキュメンタリー番組としてお届けします。ニュース後半、１１時１５分から２０分づつ二回に分けて放送いたします。
今夜はその前編『沖縄花嫁の兄・別れ』を明日の晩は『小宮山博史・座標ゼロの謎』を放送いたします。ご期待ください。」
平成２２年９月２３日
（グアムに届いた手紙）
サンチェス・寛子 様
女の子、ご出産おめでとうございます。赤ちゃんと健やかにお過ごしですか。
エミちゃんの次は「ミラ」ちゃん。素敵なお名前ですね。美ら海から読み替えたハリーさんの一押しだって、シンシア・スタインバーグさんに教えてもらいました。三人のお子さん、がんばるなー、羨ましい。
撮影にご協力いただきまして本当にありがとうございました。先々週のうちの局の放送以来、日刊紙夕刊紙記事、週刊誌の中吊り広告など、みんな大乱れ。寛子さんご一家にもさぞかしうるさい取材でご迷惑をおかけしたのではないかと案じています。もしそうだったとしたらジャーナリストの一員としてお詫びします。
お兄様のご不幸は言葉にできないくらい悲しいものでした。ただ番組で、お兄様の名誉が守られ、ハリー・サンチェス様の礼節が語られ、ご一家の幸せが映り（寛子さん、とっても綺麗でしたよ）、それだけは良かったな、と思っています。
アメリカ空軍の方々にもそのご親切ご配慮には頭が下がる思いです。
一昨日、お兄様の納骨、カメラの亀田と二人で立ち会わせていただきました。
お知らせしていましたように、宇茂佐愛育園の園長先生たちとご一緒に来られたお坊さんの読経の後、お預かりしたマリアさん作チャームもちゃんと中に入れてもらいました。久志畜産加工場の方々、豊原地区の方々、久部中時代の同級生の方々、役場の方々、大浦漁協の方々、沢山の方々で賑やかでしたよ。写真のようにお花もいっぱいでしたよ。お墓も皆さんで綺麗にお化粧直しされてましたよ。大勢の方々に見守られ、お母様、長兄様、お爺様、お婆様とご一緒になられました。お兄様泰二郎様、ご命日がもうすぐですね、少しでも早くと思っていました。何よりです。
今後うちの出版関連で、まだまだお手を煩わす事があるかと思いますがよろしくお願いします。
どうぞグアムのご家族を大切に、皆様のずっとずっとのご健康を願っています。 ９月２０日 荒木さくら
平成２２年１０月４日
１０：４０
「＠ＧＧＫ」
ＴＯ ＣＲＥＷ
たった今、警視庁記者クラブ速報。
ＩＣＰＯ赤手配でカナダ当局から通知書あった模様。今年３月トロントでの交通事故不審死に関してタイジロウ・ゴトウの名前がヒットしました。詳細複雑そうです。事故の新聞記事 Ａ ｐｉｃｋｕｐ ｔｒｕｃｋ ｐｌｕｎｇｅｓ ｉｎｔｏ ｌａｋｅ は原文のまま添付。
警視庁から一名派遣、女性警部補、すでにご出張に向かっているようです。
→ＳＡ カメハメハと二名編成、すぐトロントへ飛べますか。現地調査ポイント、派遣先情報等詳細は都度流します。ボードに入れます。
成田発１７００時のカナダエア便があります。なんとか間に合わせて下さい。 ＫＫ
→ＴＮ 現地協力スタッフ、調整頼みます。ボードに結果入れてください。
→ＨＭ 現地情報、参考になるものあればボードに入れてください。
１０：５０
「＠ＧＧＫ」
ＴＯ ＣＲＥＷ
了解しました。亀田荒木ペア、スタンバイできます。ご褒美ツアーじゃ無いのが残念です。ＳＡ
１０：５０
「＠ＧＧＫボード」
トロント交通事故死、韓国と中国グループの対立が裏にあると現地ソースの噂あります。いちおう、リンク添付します。
小宮山博史のハワイ銃撃にも情報あります。ハワイを含む北米で依然と勢力のあるいわゆる三合会（ＴＲＩＡＤ）の系列中、福建省出身者を中心とした急進派グループ「五黒」（ウーヘイ）］の私刑には「脛砕」（ジンスイ）というすねを砕く処刑があるそうです。類似しています。これもリンク添付します。 松永広樹
１２：２０
現地トロント、ピアソン国際空港到着出口、ＡＣ７１便１４５０時着に合わせパク・ファジョンが迎えアテンドします。彼女は元ＣＯＭ２４のレポーター、今、フリーライター。韓国語英語仏語の他日本語中国語を理解します。
今回アジア絡みがありそうですから適任です。お互いの連絡先データはこちらで交換し後ほどファイル送信ます。 西堀孝雄
平成２２年１０月５日
８：４０
（カナダ時間１０月４日２２：４０）
「＠ＧＧＫボード」
ＡＣ機内道中、他社クルーらしいそれモンはアチコチ？、でも、根尻？警部補さんらしい方は居なかったように思います。
ピアソン国際空港、１５５０時、パク・ファジョンさんと合流しました。ファジョン、バッキバキのスポーツウーマンで脚力ハンパないです。
彼女のトヨタで早速事故現場に向かいました。空港から約５０ｋｍ、エリザベス女王ハイウェイ（普通の高速です）を南下、オンタリオ湖に向かい、湖沿いのレイクショア・ロードを走ります。市街地を抜け車線が狭まるあたりから公園の中をひた走る感じに変わります。やがて両サイドに素敵なお家が見え始め、二人日本人が声にならない歓声をチラ見するたびに、ファジョン、スローダウンしてくれます。亀カメラも左右に動かせました。途中寄り道もしてくれました。素敵な郊外を見せくれました。あたり、道を辿るとドン付きがループ、日本なら袋小路ですがこちらでは高級住宅奥の院、森の間からはオンタリオの水も見え、もう亀ちゃんとずっと羨望胸騒ぎ撮りまくり、ギガバイトを幅寄せしてしまいました。悪しからず。
袋小路から脱出するとすぐ左側にいきなり海が見え水平線が広がります。次信号に直角にぶつかるのがバーローク通り、ここが事故現場のようです。ファジョンは信号右折してランクルをＵターン。それから彼女の本番です。
「ピックアップが発進したのはここよ、ここから湖に向かってまっすぐ走り出したの。３月１３日土曜日の寒い日よ」
走り出しました。突撃レポーターに二人やっと追いつきます。
「そして、歩道縁石でジャンプ、このガードレールをフロントとお腹で突き破って」
また走り出しました。
「ここよ、この斜面からオンタリオに飛び込んで行ったの、半回転して。窓が開いていたからすぐ沈んだわ。３０分後レスキューが来てから運転の男を先に引き上げたけどもう死んでいた、車は岩に扉が挟まっていたから３時間近くかかったみたい。」
ありがとう、ファジョン。
車内からはいわく付きの物がだいぶ見つかったようです。
現場をカメラに納めてからハルトン地方警察署に向かいました。現場からは１０分もかからない所。まるでゴルフ場内って感じでした。ガラス張りのモダン庁舎でした。
署内二階のデカ部屋に入るとファジョンの顔見知り何人かと西洋風挨拶。奥のネクタイの若僧（態度横柄）がコッチ来いコッチ来い。
ファジョンの知り合いデカさんが教えてくれたそうです。
「王立カナダ騎馬警察ＲＣＭＰの警部さん」
丸ハットに赤い服にお馬さん？と思ったら、カナダのＦＢＩなんだそうです。日本からの客人に応対してたそうです。
ファジョンが三人を紹介しました。
イアン・マッケンジー警部さん、同世代、かな？
「さっき、日本から最後に警察スタッフが一人来ていた、私も呼ばれたから資料を揃えておいたけど、話し掛けられるのも嫌だったのかな、ドキュメント、必要なものを選んでコピーしていた。印刷機みたいだったね、彼女の頭はニンテンドーみたいだね。
あまり僕のサジェスチョンは意味がなかったよ、残念だね。彼女はすぐにバンクーバーに行くとか行ってたよ。」
事件の概要を聞くと
「僕が説明するより完璧なものがある。」
と言って
「このファイルに全てがある、他には無い。閉じた事件だからリリースするのに問題は無い。これも私が作ったコピー、君が読むのにも時間がかかる、だから東京に持って帰ってゆっくり読みなさい。」
「サンキュー、イアン」
という訳で頂いてきました。（どうやらその中に小宮山に絡んだ何かがあるようです。）取材メモより正確詳細です。写真付き、死体付きです。
「時間あるなら、これから一緒に食事しませんか？日本の女性はシャイのようだけど、あなた方は？」
二人日本人また眼が合いました。
「ノー、ノットシャイ、イエス、マジっすか、もう喜んで、イアン」
ひさびさ感動覚えました。イアン・マッケンジーさん、あなたは紳士です。
イアン、そう、イメージは、Ｘファイル、モルダー捜査官似の方です。署内カメラ回しました。
「さてどこ行こう。」
帰りの車内では検討会、どこの国の料理にするなど、かなかなか決まりません。航空券手配、ホテル投宿後、なんとかばっちり身仕度整え、四人落ち合って結局はファジョンお勧めのチャイニーズ、「黄金海岸」に予約し行きました。
美味しい、素敵、を語り過ぎると「お前ら、何しに行ってんだ」になりますからこのへんで。まあ、長い時間の国際交流と美食、楽しみました。
イアン、別れ際にメモリースティックくれました。イアン、個人的捜査資料です。
「役に立つと思います。事件研究頑張ってください。また、会いましょう」
ありがとう、イアン、ファジョン。
根尻さんには一度も会えませんでした。バンクーバーまで行く必要も無いと思いました。
明日の午前便で帰ります。
資料、アバウトで眼通しました。根尻さんの捜査（小宮山足取りだけなのでしょうか）超えちゃうかも知れません。スティックのファイルには企業・人の相関図のようなファイルもあります。（ここまでリリースしちゃって、いいの？）
西堀さん、後日、正確な資料翻訳お願いします。 荒木さくら 亀田佳子
平成２２年１０月７日
１５：２０
「＠ＧＧＫボード」
荒木ペア、ご苦労様。
西堀さん、翻訳編集ご苦労様。誰もが原文で行けりゃ苦労無いのですが、時間とらせました。
私の方で更に圧縮したもの（西堀さんすいません）ＰＤＦアップしました。要点だけ書きますと、
［地元警察の捜査結果］
①事故死亡者、ＷＡＮＧ・ＪＩＭＩＮＧ（王志明？）、偽造旅券所有、本名等不詳のままＣＯＬＤ。
②事故原因、麻薬過剰摂取による運転障害、死亡原因溺死。
③車内からドラッグ、現金、クレジットカード（偽造）等発見。携帯電話無し。
④トラック所有者の供述などから最近不正入国の偽造旅券ブローカー一員と断定。約１ヶ月の捜査終了。
［ＲＣＭＰ、カナダ連邦警察捜査資料］
①トラック所有者供述、同時刻周辺通話記録解析、発信着信履歴解析、その結果に基づき２ヶ月後に香港偽造団の一部をカナダ国内で逮捕、供述に基づき関係家宅捜索、偽造旅券等多数押収。その後捜査継続中。
②死亡者の遺体検案から左側脚部に手術痕を所見、銃弾によるものと思われる。遺体右肩にタトゥーの所見あり。（付記、当初、過去の香港マフィアの手口等の疑い）
③遺体は保存所定期間後、身元不詳のまま法令により焼却された。
④通話記録関連情報の一つにヒロシ・コミヤマの携帯電話購入履歴がデータベースに記録されておりＩＣＰＯ手配により日本に通知された。
［ＲＣＭＰ、イアン・マッケンジー個人資料］
①３月１３日事件。疑問を抱く。
②運転者のドラッグ依存傾向が少、比して直前摂取量質、運転能力、ともに不自然。
③携帯電話の未発見、真正ＩＤ等所持無し、当人荷物等無し。不自然。
④シートベルトロックの解除状況あり。車内運転席下部に残された杖、運転者背後シートおよび窓枠に残されたプラスチックロープ破片、窓枠の擦過痕等あり。殺害の痕跡。推定手口、図式化。
⑤死者身元は３０代の東洋人である事以外、不詳のまま捜査閉鎖。
「付属資料」
①１９８０年から現在までトロント市内中国、韓国、ロシア、その他犯罪グループ間で起きた抗争、その経緯。（中国グループの台頭が近年著しい。）
②同、最近五年のグループ相関図。検挙事件、逮捕者。
③北米凶悪事件、発生比較
だいたい、まとめは以上です。詳細は添付ファイルを確認してください。
唐木田和穂
１５：２０
「＠ＧＧＫボード」
川崎生田のご婦人に電話確認できました。小宮山の肩にカラスの「入れ墨等が無かったかどうか」です。「記憶が無い」との答えでした。
事故死者、やはり小宮山とは別人でしょうか？
小宮山の関わり、気になります。
松永広樹
平成２２年１０月１５日
１１：００
（警視庁１６８号指定事件共同捜査本部記者発表）
先日、当該事件におきまして海外逃亡中の小宮山博史容疑者のカナダ国内潜伏先情報をＩＣＰＯを通じカナダ連邦警察より入手、捜査員を派遣いたしました。
その捜査過程において、カナダ・ブリティッシュコロンビア州デルタ市郊外、バンクーバーから約２０ｋｍ離れた場所でありますが、そのフレーザー川河口付近、焼死体で平成２２年２月１７日に発見された不明遺体の身元情報、小宮山博史に関わる情報を得ました。それにより、遺体の病理解剖データおよび焼け残った所持品情報等を入手。当該被害者のＤＮＡサンプルは広尾ジェナリシス社から任意提供を受けた小宮山博史のＤＮＡサンプルと警視庁科学捜査研究所ラボにおきまして比較照合を行った結果、完全に近い可能性と結論。この射殺後焼かれたとされる遺体が小宮山博史のものと断定いたしました。
カナダブリティッシュコロンビア州ＲＣＭＰ警察捜査の推定死亡期日により、小宮山博史は平成２２年２月１６日、カナダ国内で死亡、と断定いたしました。
なお、事件に至りますまでの経緯でございますが、これは現在ＲＣＭＰの所管にて継続中であります。詳細につきましては警視庁警視庁としてコメントはできません。
１２：２０
「＠ＧＧＫボード」
また小宮山のゼロ回帰なのでしょうか？
追跡、ありますか？ 松永広樹
１２：２０
「＠ＧＧＫボード」
こうなると、小宮山博史死亡ですね。足跡はそこまでですかね。
→ＳＡ 来週、荒亀ペア。いちおうバンクーバー取材に行ってもらえますか。所轄警察、現場河口デルタ、それから念のためチャイナタウンなど、リッチモンドの中国進出目覚まし中の黒いあたり、気を付けてお願いします。
→ＴＮ パク・ファジョンさん、再度派遣は如何でしょうか？
こちら先日のマッケンジー補足資料の掘り下げしてます。深い謎も見える気がしてきました。改めてアップします。 唐木田和穂
１２：３０
「＠ＧＧＫボード」
なんか、根尻さんにスクープされたみたいです。すみません。
こちら、ペア、スタンバイＯＫです。雪辱、頑張ります。
あれからファジョンとイアンはメル友になってメール交換してました。さっき、「しばらくは会えませんが」ってメールしたところ。早過ぎました。 荒木さくら
平成２２年１０月２０日
１３：３０
（カナダ時間１０月２０日０１：３０）
バンクーバー到着後すぐパク・ファジョンと再会、レンタカーでハイウェイ南下約２０分、ぐるぐる回され目下工事中のデルタ警察到着。
のっぺらぼーな場所のなんかローカル署。三人東洋人、中へ突入、すると二人制服が「カモン、ベイビーズ」なんてはしゃいでいる。
みんなのデスクらしき所で一人制服がお札畳んで二人に投げた。
「こちらへ、どーぞ」
しかし怪訝そう。
カメラ止めてくれ、と言ってからこう説明してくれた。
「今日、ゼロか７以下か７以上か、賭けたよ、さっきまで俺の懐には４０ドルがあった。でも、君たちのせいですぐにあいつら二人に持ってかれた。君らのせい。６、７、８、オーバーセブン、それが全てさ。」
どうやら、今日の日本からの訪問者人数の賭けに負けたようです。
（何やってんだ、オメーラ）
ま、丁寧にねぎらい犯行現場教えてもらう事になりました。
やがて案内してもらうと思いきや、コピー地図、渡されました。
「４と５番はアミユミ（パフィー似）で現地案内した、だから現場には花束がある、目印あるから、この地図で行け」
なんと呆気ない、この巡査殿。
地図に従ってリバーサイドロードを走りました。
またドン付きですが、今回、絵になる風情は何も無し。亀もあきらめ顔です、マジ、サップーケー、まるで有明本社建設前の埋め立て地、でしょう。
現場には確かに花束が捨てられていて確かに目印、でした。ここで銃殺（両膝も含め数発の致死発砲、絞首と身包み剥ぎ、ガソリンかけ焼却隠滅、惨い処刑跡、ペンペンコピペの資料通り）された跡地です。
ここで？イメージできません。ただのブッシュでした。
ファジョン「一人こんなとこで」
荒木「助け呼ぼうにも」
亀「イアン？」
「なワケネー、馬、乗ってかー？」
荒れ地に三人が寂しくポッツリ、日韓の同夢でありました。
帰り道の埋め立て地道、警告灯回すパトカーと出くわしました。
すれ違い、あいつ、負け巡査。笑顔のＶサインですれ違いました。後続ツアーバスから一斉カメラ砲撃でした。他社クルーでは全くありません。観光客、日本人かな、嗅ぎつけも早い時代の幅広世代。唐木田先輩たちの「ソーイエバジョーユー」の話、思い出してしまいました。
そう言えば、負け巡査、帰りがけに聞かれました。
「あと、何人来るだろう」
私、チョーシ乗って、答えました。
「日本の取材は、ハンパない。次の飛行機で百人は来る」
Ｖ巡査、勝ち組に転身したみたいでした。
（こんな程度の取材、雪辱、とは程遠いもの、アラカメご容赦ください。お土産持って帰ります。）
その後、隣町の中国人街区と言われる場所、リッチモンド、トロントと比べるとってもアメリカ。まあまだ夕方でしたからかも知れません、平和平穏、ハンザイのハの字も感じられません、でした。
一旦ＲＣＭＰリッチモンドに寄ってみました。ガラス張りモダン庁舎です。
後藤泰二郎こと小宮山博史にどうして繋がったのを知ろうと思いました。どうにか担当警部さん捕まえて話を聞く事ができました。
「外国人犯罪グループによる凶悪事件はこちらの所管です。事件の直前の夜にバンクーバー市内ダウンタウン・ウエストエンドで東洋人どうしの喧嘩があり一人が拉致されたという通報があり警察が急行した件との関連が疑われました。結局、時々起きていたグループ間抗争事件が発展したものによるとされ被害者も容疑者も不詳のままゴールドケースになりました。外国人犯罪グループによるこのような事件の解決は大変難しいのです。
先週、オタワから国際手配の情報があり、写真等も受けました。念の為、拉致現場付近を聞き込みをした所、デンマン通りの携帯電話ショップで拉致直前の目撃証言を得ました。韓国人だったとの記憶ですが、人相等も時間的連続性からも手配者が被害者の可能性がありオタワに通知しました。日本の女性捜査員が来たのはその日の夕方でした。私が夜まで対応しました。」
根尻警部補さん、だからバンクーバーから急いで飛んで来たんですね。
その後、宿舎フェアモントへ、勿体無い時間消化のため一路バンクーバー市街チャイナタウンにも夜景取材、ペンダーロード一角は噂通りのアメリカンチャイナナイトではありました。低層空間は平和で活気もありました。
その後１．５キロの道のり、周囲にも溶け込んだ三人はだいぶ時間をかけて、途中道草道酒しながらの指定宿舎へ。時差もほどほど年頃ほどに影響、もう三人東洋人は酒も受け付けず、ダウンダウンガールズでした。
本文記載後（中断後）、真夜中に起きて、まさかのエー（メール）ルにようやく気付きました。
イアン、バカン、もう少し早く送ってよ！
イアン・シャーロック・ホームズさんいつもありがとう。
本文送ります、イアンファイル転送します。 おやすみなさい。 荒木さくら
平成２２年１０月２０日
１５：４０
「＠ＧＧＫボード」
再び福岡で地取りしました。韓国人婦人からの証言ありました。
小宮山博史は白川匡と龍子知人のイ・ソヒョン（李成貞？）との間に産まれた子供に間違いないようです。
婦人が言うにはソヒョンは赤ちゃんを長崎県で育てていたようにも聞いたとも言っています。中曽根・全斗煥会談の時（昭和５８年？）、彼女は福岡に戻って暫く昔の仕事を続けてたようです。
「当時あの若さで子供を育てるのは大変だったんじゃない、だから子供が産まれたなかった龍子さんの子供にしちゃったの。日本の戸籍やし。前の男は中々金出さんかったみたいやね。でもそいつが死んだ後は別の金づる見つけたみたいだね、金は苦労してる感じは無かったよ、新しいダンナさんも見つけて再婚し帰国しちゃった。」と。
イ・ソヒョン、履歴を確かめる事はできません。なお、取材はたったお一方のお話ですので。
白川潮男氏の自宅を見て回りました。古い由緒ありそうな古いお屋敷でした。門構えも古風ですが広い和風庭園が覗けました。ご近所さんに伺いましたら病院に再入院されたと話してられました。
１６：１０
「＠ＧＧＫボード」
アラカメペアお疲れ様、ごゆっくりお休みください。
昭和５８年当時、白川潮男氏はトロント総領事、前年は一人息子の葬儀に日本に一時帰国しています。
自分の血を継ぐ孫の存在はその頃に知ったのではないでしょうか。であれば、そこで名士としては思い募ったはずです。思案巡らしたのではないでしょうか。
イアンファイル資料の中にもこう触れています。
①総領事在任中、当時トロント市内で東洋人を含む外国人犯罪グループどうしの覇権争いが頻発した時、かつての自分の経験を生かし調停役となり治安回復に貢献した。
この時、彼等実力者との間に信頼関係が生まれ、国際的な現在の資金移動や複雑なファンド運用の基礎の一部があったというものです。
②カナダ政府の移民奨励策を背景に日本総領事らも海外からの養子縁組組織（公認）にこぞってオブザーバーに名を連ねていた時期がある。
一方、当方の調べでは、イアン資料の広範囲さにはとても及ばないのですが、こんな事も浮かび上がりました。
（イアン資料①で築いた韓国パイプを利用したものか）白川総領事は在日韓国人子弟の養子縁組みをカナダ国内で斡旋した実績が数件あり、その一件は昭和５８年に、福岡県生まれの四才男児をカナダ国籍の韓国人夫妻に養子縁組みさせているという記録がある。
どうも、ある推測には符合するのですが。 唐木田和穂
平成２２年１０月１５日から１０月２１日
（各新聞夕刊見出しと週刊紙中吊り広告）
１０月１５日
「小宮山死亡発表、捜査本部解散」
「逃亡の果て、小宮山死亡」
「小宮山博史カナダで惨殺」
１０月１６日
「中国マフィアの犯行か？小宮山殺害」
「謎多き小宮山、海外逃亡の果て」
「バンクーバー郊外、河川敷の処刑」
「マグナム五発、ガソリン火刑」
「ちらつく新興マフィア『五黒団』の影」
１０月１８日
「小宮山はロシアンエージェント、二重スパイ説」
「小宮山逃亡資金２００万ドル？」
１０月２０日
「愛人ホステスが語る、小宮山はＡＶファンドトレーダー」
「小宮山マネーロンダリング、香港マフィアとトラブル」
１０月２１日
「小宮山、ハワイでも処刑」
「小宮山００７は二度死んだ」
平成２２年１０月２２日
（ＥＢＣスタッフミーティング）
唐木田和穂チーフ
■警視庁発表のように小宮山博史はカナダで死亡いたしました。山口県警共に捜査本部の解散となりました以上、我々取材も後片付け整理取材となります。事件のインパクトも日を追って風化の一途。先ほどの局決定により、中規模編成は解除、本日以後、出発時三人編成、ただし、サブワークとなります。
まだまだ深い闇があり全貌を曝すにはまだずっと遠い気がします。釈然としない気持ちは私だけでは無いと思いますが、皆さん宜しくご了承ください。
来年には他の事件と複合させた出版企画が決まるかも知れません。皆さん方が蓄積した取材と資料はその際に貴重な骨格になります。今後も発展材料も必要です。ご協力併せて宜しくお願いします。
なお小宮山博史約二年間の逃亡を支えていた金と人脈、その謎解きはさらに時間をかけ最終章として挿入する予定です。
平成２２年１０月２７日
（福岡新報訃報記事）
白川潮男氏（関西総合警備保障株式会社相談役）１０月２６日博多新光会病院で死去。死因は急性心不全。白川潮男氏は福岡県警本部長、カナダトロント総領事、関西総合警備保障代表取締役などを歴任、昭和六十年トロント名誉市民賞、平成七年に黄綬褒賞などを受勲。８６歳。告別式は１１月３日、博多区東岳寺別院。
平成２２年１１月９日
「＠御礼」
唐木田和穂様
お知らせありがとうございました。
約一年前、私から不可解な疑問を投げかけたに発し、皆様には多大な労力をおかけする事になったようです。本当にご苦労様でございました。
私自身、この様な結末を迎える事などとても予想だにしておりませんでした。あっけない最後ですがとても悲惨でした。
弟の死後、ずっとこの者にも然るべき報いをとずっと考えておりました。しかしながらこの者にも私と同じ立場の肉親がいるのだと思うに至ると、過去の憎しみの様なものが日ごと薄れて行きました。薄れて行くにつれ昔に俊と博史が街を走り回っていた頃を思い出したりもしました。考えてみれば小宮山と俊の信頼関係は私とのそれを上回っていたのかも知れません。私がなすべき事が多々あった、肉親として恥ずかしい限りです。
二人こうして命を落とし、それで償いが終わったとは申しませんが、肉体はゼロに帰したのですから再び現世に戻った時には真っ当な人間になっていて欲しい、そう今は願っています。
皆様方が真摯にこの問題を取り上げて下さった事、改めて、心より敬意を表します。
以上、御礼まで。
平成二十二年十一月七日 柴山聡
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https://note.com/kotan777/n/nf8fd80751539
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