2009年12月27日に投稿した内容 / 森創る民のささやき

「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2009年12月27日)とその追記記事です。

#106　2009年12月27日に投稿した内容

今朝のテレビにて星野リゾートの社長が出演されていて、
休日の平準化を提案していた。

今の観光業の問題点として、
宿泊業者は、平日は収益があがらず、休日で収益をあげる構造で、
事業者と利用者、それぞれに不利になっている。

確かに、休日前後の宿泊料金は、差がありすぎるし、予約もとれにくい。
いわゆる、機会損失が生まれている状態。

それを、休日を地域等で平準化することで、
宿泊施設の稼働率が上がり、
宿泊料金も適正となり、
予約も取りやすくなるということで、
皆がHappyになるという話。

言われてみれば、これは構造上の問題点で、
日本が観光立国となるために、必要なこと。

森を創る民のささやき December 27 2009

たしか、この年あたりは、観光地は、かなり閑散としていて、
北海道などに行くと、
ハイシーズンでなければ、ホテルの宿泊料金はかなり安くなり、
さらに、そのホテル内で使えるクーポン券を
お土産全てを買えるぐらい、たくさんいただけて、
経営的に大丈夫なのか、と心配してしまったことがある。
(あとから考えると、そういう補助金を使っていたんだろうけど。)

その数年後、インバウンドで、
海外の旅行者が大量に日本に来ると、
オフシーズンの宿泊料金が、あまり下がらなくなり、
観光地の経済状況は、かなり潤ったと思う。

そして、その数年後、
国内外での移動自粛という社会事変が起こるとは、
このとき、誰も知らないのでした。