伊東屋のメルシー券が終了 | 森を創る民のささやき
「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2008年11月6日)とその追記記事です。
#74 伊東屋のメルシー券が終了
弊社の事務用品等を購入することが多い、文具店・伊東屋。
同店で購入したときにもらえる、割引券「メルシー券」が2009年1月で終わるそうです。(発行自体は2009年1月までで、利用は再来年まで可能のようです。)
終了する背景には、
・券をなくしてしまうお客がいる
・券がかさばる
・レジ精算時に券を渡す際に数える等の作業で、
レジ待ちが発生しやすくなる
などがあるようです。
個人的には、独特の味わいのある券だったたけに、
無くなるのはさびしいことですが、
ただ、メルシー券の終了の代わりに、
カード形式の仕組みを新たに導入するそうです。
森を創る民のささやき November 6 2008
身近な例を振り返ってみると、紙やシール形式のクーポン、スタンプカードはだいぶ減り、ネットショッピング、ポイントカードやスマホを使ったアプリ式でのポイントの仕組みが、かなり増えました。
アメリカで、「ブルーチップ・スタンプ」という、お店での購入額に応じた枚数のシールが配られ、一定量のシールが貯まると、好きな商品等に交換できる仕組みを提供する会社がありました。著名投資家として名高いウォーレン・バフェットが、「加盟店舗から最初にまとまったお金が入る」「シールを配っても無くしてしまう人が多い」というビジネス構造は収益性が高いと判断して、1970年代に買収をしたことがあります。しかし、社会的な流れで、シールを集めるという行為が廃れていき、ビジネス自体がなくなってしまったようです。
2008年の伊東屋のメルシー券の廃止も、同じような流れが、日本にもようやくやってきた、ということなのでしょうか。
ロイヤルカスタマー向けとして、このようなポイント施策は有効だと思いますが、会員登録、カード所持、ポイントの有効期限などの管理の手間などが、利用者側にはあります。
宿泊予約サイトの一休のように、利用時に、その注文で獲得できるポイントが同時に使えてしまうようにできると、利用者側の負担はラクになると思うんですけど。。。
ここから先は
0字
記事50本以上を収録し、おトクに読めるようにいたしました。
森を創る民のささやき
500円
2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…