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終わりの始まり【Jyotish 太陽が魚座へ移動】

西洋占星術では来週3/20春分の日に太陽が牡羊座を移動します。
それをもって宇宙的新年を迎えるわけですが、
インド占星術では3/14に太陽が魚座に移動しました。
けっこうズレております。
観測方法の違い故に生まれるズレです。
どちらが正しいとかはないと思っております。
体感として得られる流れが合う方をフォローすると良いかも。

太陽魚座月間


さて、インド占星術JYOTISHの観測では、
3/14  16:16 太陽が魚座に移動しました。

今日から1か月間、太陽魚座月間のはじまりです。

インド占星術では
月が「精神、mind、こころ」を表すのに対し、
太陽は「魂、性質、本質」を表します。

魚座は12星座の最後の星座。
ひとつのサイクルの最終仕上げ。
同時に、つぎのサイクルへと向かうつなぎ目のとき。
そのつなぎ目には、明確な区切りはありません。
あの世とこの世。
境目がなく、混ざり合う。
見えるものと見えないものの、隔たりが小さな世界。
あなたとわたし。
受容と共感、寛大なこころ。
他者との境が、揺らぎやすく溶け込みやすい己のない世界。
魚座は「受容、共感、慈悲、霊的」な星座です。

再生、新たな始まりにむかうとき


ところで、JYOTISHの惑星にはそれぞれを守護する神々がいます。
太陽はシヴァ神が司る星。
『破壊と創造』の神さまとして名高いシヴァ神です。

破壊と創造の神さまが、12星座ラストの星座牡牛座に坐す。
なんとも意味深いではないか。

あらたな創造に向けて、再生のための、破壊のとき。

なにもそんな恐ろしいことじゃございません。
卒業、引っ越し、転職。
もっと内面的なことかもしれない。
お別れ、旅立ち、心変わり。

ここから1か月、私たちは、ひとつのサイクルの終わりを経験します。
けれどそれは、つぎのサイクルに向けてのはじまり。
新しい自分に生まれ変わるための、準備期間です。

ここにご注意を!


しかしここにくせものが。
魚座に移動した太陽のお隣には、水星とラフーが滞在します。

水星は「知性・コミュニケーション」を司る惑星。
水星にとって魚座はもっとも苦手な星座。
この時期、誤解やミスコミュニケーションが生まれやすくなります。

一方Rahuは影の惑星と呼ばれる、実体のない星(西洋占星術でいうところのドラゴンヘッド)。
凶星であるRahuは、欲望や不道徳な行為を招いたり、突然のトラブルを引き起こします。

魚座の位置で、太陽が水星とRahuとコンジャンクションするこの時期
〇誤ったスピリチュアルに流されやすい、信じやすい
〇コミュニケーション不足からくるトラブル
〇他者に共感しすぎて、自分を見失う
などなど。
冷静で俯瞰的な視点を意識的に持つと良さそうです!

良くも悪くも周囲の影響を受けやすいときです。
どうせなら、気の良い人から、心地よいエネルギーを。
どうせなら、見えない精霊から、あたたかいサポートを。

太陽魚座月間。
再生に向けて、破壊と融合。
柔軟にしなやかに。
ゴールまで泳ぎ切りましょう!
素敵な日々をお過ごしください🤍





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