見出し画像

Customineさわってみた

こんにちは!いつでも気持ちは初心者のこたけです。

kintoneの拡張機能であるCustomineをお試ししてみて2週間ほどたったので、さわってみての感想をまとめてみました(自分の備忘録も兼ねてます)

1.どういうサービス?

Customineはkintoneの拡張サービスの一種です。

kintoneを基本として、そこでできる事を増やせるサービスとなります。

▷gusuku Customine(カスタマイン)は、プログラミングスキル要らず、ノーコードで、もっと直感的なユーザーインターフェースでkintone(キントーン)のカスタマイズができるサービスです。(公式HPから引用)

画像7

なんといっても特徴は「ノーコードでカスタマイズができる」こと!

「ここの至急だけ赤字にしたいな…」「入力漏れがあったらエラーメッセージが出るようにしたいな…」といったちょい足しカスタマイズをコードを書かずに実現することができます。

kintoneを拡張する主な方法として「プラグイン」と「Java Script」が挙げられますが、Customineはその中間。

シンプルな機能に特化した「プラグイン」よりもいろんな場面で使えて、

自由度が高いけど習得が難しい「Java Script」よりも簡単に習得できます。

画像8


2.著者のスペック

・kintone始めて一年くらい

・エンジニア知識/経験は0

・Java Scriptは導入だけやった。コピペして動かすことはできるけど、アレンジしたり0から書くと全然動かない。挫折組。

Customineさわってすごい!!となって書いているだけなので、Customineの人ではないです(笑)

現在は導入検討段階のため、検証プランでお試し利用をしています。


3.実際の操作方法

それでは実際の画面です!

公式HPでも分かりやすく丁寧に説明されてます。

私はオンラインでのカスタマイズ体験会に最初は参加しました。ハンズオンで実際に触りながら教えてもらえるので、とても良かったです!

新規カスタマイズを作成すると、このように「やること」と「条件」の入力欄が出るので、それぞれ入力します。

画像1

「やること」も「条件」もクリックすると以下のように選択肢が候補で出てきます。ここから一つ選んで選択します。

画像2

「やりたいこと」を選ぶと、追加で決めることを選択するようになるので、選んでいきます。

今回の場合、「やること=フィールドの文字色を変更する」なので、「どのフィールドが対象か」「何色にするのか」といった追加事項が出てきます。

これも自動で出てくるので、設定が漏れてしまう…ということはありません。

画像3

そこまで完了したら、左上の「kintoneアプリへ登録」を押してカスタマイズを反映させる。それだけです!

画像4

実際のkintone画面を見てみると……

おお!!ちゃんと反映されています!!

画像5

文字色を変える以外にもできる事は沢山あります!

自分で0から選ぶこともできますし、豊富なテンプレートも用意してあるので、そこから選んですぐ反映させることもできます。

Java Scriptを書ける人にとっては、ちょちょいとコードを書いて反映、でいいのでは?と思うかもしれませんが、Java Script挫折組にとってはその「ちょちょい」が書けないor書くのにとても時間がかかってしまうため、Customine様様でした!

kintoneとの通訳係のような、Google翻訳機能(カスタマイズ言語⇔日本語)を手に入れたような、「kintoneに私のやりたいことが通じたー!!」という喜びが大きかったです!


4.良かったこと

・今まで出来ないと思ってたことが自分でできる

画像9

「kintoneでここはできないからいいや」と諦めていた部分ができるようになりました。(二重ルックアップとか、選択肢によってフィールド制御とか、特定の条件でハイライトをいれるとか)

しかも、エンジニア知識0の自分ができる、というのが大きいです。

頭の中のイメージを、より直接kintoneに反映させることができて、よりkintoneが楽しくなりました。

・他の人のカスタマイズが何をしているか分かる

画像10

gusukuさんからの説明にもあったのですが、「カスタマイズの引継ぎができるようになる」のがいいな、と思いました。

日本語で書いてあるので、そのまま仕様書としても使えそうです。

前任者のこだわりと努力の結晶のカスタマイズ…しかし詳細不明で直せなくなり、使われなくなり…という悲しいサイクルから抜け出せそうでした。

・すごく小さなことでエンジニアや外部開発に頼らなくて済む

画像11

エンジニア知識0ユーザーとしては、些細だけど便利になる「色を変える」「フィールドを制御する」といったカスタマイズを「他の人に頼んでもいいかな…でも我慢できるっちゃできるし…」といった「できればやりたい系カスタマイズ」を自分で組めるのがよかったです。

大がかりなカスタマイズやアプリ連携は、引き続き他の方と協力しながら行うと思いますが、ちょい足し系は自分で進められる、手を煩わせなくて済むのが嬉しいです!


5.悪かったこと

悪い、というよりかは惜しい!という部分もあったので、参考までに書いていきます。(全体的にはとても満足してます!)

・複数ユーザーでのカスタマイズ管理に対応していない

画像12

Customineは一つのkintone環境に一つのCustomine環境があり、そのCustomine環境の中でカスタマイズを作成していきます。

その出来たカスタマイズを「作成者ごとに分ける」「他者が触れないようにロックする」「他者に見せない」といった管理機能はまだない、とのことでした。

利点で「他者のカスタマイズが分かる」ことを挙げましたが、同時に「他者にカスタマイズを触られてしまう」リスクもあります。複数ユーザーで使用する場合は事前にルールを決めて運用するのが大事そうでした!

バックアップとしてカスタマイズを書き出しすることは可能なので、保管しておくことでも万が一の事故に対応できそうですね。

・kintone側でカスタマインを実装していることが分からない

画像13

Customineでカスタマイズを入れると、kintone側では「アプリの設定>JavaScript/CSSでカスタマイズ」の欄にファイルが適用されます。

画像6

それ以外の変化がないため、Customineでカスタマイズをしている、という背景を知らない時、不具合があった時の原因特定などが難しいかもしれないです。

ただ「アプリの説明欄にカスタマインのURLをいれる」等のルールで運用すれば何とかなりそうです。


6.感想

そんな感じで個人的には大満足!!のCustomineでした。

おすすめしたい人は

・少人数でkintoneを使っており、もっと活用したいが身近に開発者がいない

・ユーザービリティを大切にしており、もっとユーザーが使いやすいkintoneを作りたい

「エンジニアがいれば、知識があればもっと活用できるのに…」と感じているkintone中級者の方には、「やりたかったあれもできる!これもできる!」とはまる確率が高いのでは、と感じました!

あまりおすすめではないかもな人は

・アプリ作成者が沢山おり、大人数でCustomineを使いたい

・kintoneにあまり慣れてないが、最初からCustomineを使いたい

かな、と思いました。

大人数での利用だと管理がしきれなかったり、最初からの導入だとkintoneの標準機能で足りることを知らずにやってしまったり…とつまずきポイントがあるように感じました。


基盤のkintoneあってこその拡張機能だと思うので、私自身もkintoneもっと学ぼう!と改めて思ってます。

まだCustomineを始めて日も浅いので「色を変える」「フィールドを制御する」といった単純なカスタマイズしか作れていないのですが、もうちょっと組み合わせて複雑なカスタマイズを試してみたいです!(機会があれば続編書くかも、です!)

お付き合いいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?