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経験と新規性 〜コーチの一言〜

言うまでも無いことですが、経験は大きな力になります。

知らないより知っている。しかも、知識だけでなく体験していることは、これから起こることへの予測の精度を上げる。そして、初の場面に立ち向かう時の緊張や不安を減らしてくれる。

しかし、経験は時に妨げにもなる。

自分の経験が絶対の拠り所となると、その範囲に収めることへの安心感からまだ体験していないことを認められない。受け入れられない。

アスリートとして成長していく過程には様々な要素があります。
試合の経験を積み重ねる。負けるのも経験。
怪我しない程度に数を重ねていく時期が選手として育っていく過程には必要。
一方、練習方法は固定せずに新しい要素を取り入れていく。ただひたするにやり込むだけでなく、自分と自分が目指す方向にあったやり方を探して、試す。

しかし、この道程には時間がかかる。
この時間の積み重ねを待てない人は多い。

あまりに早くジュニア選手に結果を求めるためにプレーの幅を狭めてしまう。狭めて、それを徹底的に練習すると一時的に勝てる様になりやすいから。

どこに目標を置くのか。それによって道のりの取り方は変わります。

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