勝海舟 〜コーチの一言〜

勝海舟を知っていますか?

幕末~明治の偉人の一人です。西郷隆盛との直談判により江戸城無血開城を実現、江戸の町が戦場と化すことを防ぎました。維新後も旧幕臣でありながら政府の重臣として活躍した人です。

数多くの名言が今に残っていますが、私が好きな言葉はこれです。

「行蔵(こうそう)は我に存す。毀誉(きよ)は他人の主張」

自分が何を考え、何をするかは自分が決めること。それをいい悪いと他人が言ったところで気にしない。
こんな意味です。

他人が何を言おうと自分のことだけ考えて自己中心で構わない、ということではありません。

自分が悩み、学び、考えて決めた目標に向かって、一歩一歩進んでいるのならば、他人の批判を気にして不安になったり、進み方を変えたりしなくてもいい。

アドバイスには敬意をもって耳を傾けるべきです。
でも、批判や悪口には腹が立つこともありますし、その言葉が気になって、いまやっていることに自信を失ったりもします。

褒められることもあるでしょう。
でも、それで舞い上がってもいけません。褒め言葉も落ち着いて聞けば、本質を見て評価してくれている言葉か、形ばかりのお世辞かはわかるものです。

一流と言われるプレーヤーは壁を越えるのに、自分のやり方を変えるトライをすることがあります。リスクを取って、自ら変化を求めていきます。
そのプレーヤーの栄光を知る人々は「なんでそんなことをするんだ」「今まで通りでいいんだから、もっと気合を出せ」などと言います。
それでも失敗をしながらも新しい何かを身に着け、一つ上のステージに上がる。
そうすると途端に周りはそのトライを褒め始める。
本人は飄々としたものです。

本気で掲げた目標に自分で決めた進み方で歩んでいるのなら、堂々と進んでいきましょう。
そのやり方が違っている、もっといい方法があると「自分で」判断したのなら、堂々と変えればいい。

周りの言葉に左右されない様に進むのは、結構勇気が要る。
しかも、周りを無視するのではなく、ニコニコと話しを聴き、それでも自分の行動は自分で決める。
これができる人は心が強い。
いまは難しくても、目標を正しく決めて着実に進んでいくことが心の強さにつながる。
そう思えたら、勇気が湧いてきませんか?

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